ノクターンノベルズのエロ小説が名作文学オマージュな件。
「小説家になろう」というか「ノクターンノベルズ」で、長谷川蒼箔『下僕の俺が盲目の超わがままお嬢さまの性奴隷な件』を読んでいます。
以前、ペトロニウスさんが栗本薫の『真夜中の天使』を例に挙げて絶賛してきた作品ですね。
ノクターンなので、きっちりきっぱり18禁小説であるわけですが、これが面白い。ぼく好み。
ちょうど何かエロティックな物語を読みたいなあと思っていたところだったので、思わず読み耽ってしまいました。
まあ、18禁とはいっても、そこまで過激な描写ばかりが続くわけではありません。
盲目のお嬢様と下僕の少年の、キラキラ輝く「純愛」のお話です。
いやー、こういうのが読みたかったんですよねー。
ぼくとしてはエロ小説を読むときもやっぱり物語性があるものを読みたいわけです。
ひたすらセックスしているだけのものも、まあ、それはそれで価値があるのだけれど、ぼくはもう少し違うものを読みたいのだ。
漫画ならそういう作品もいくらかあるのだけれど、これが小説となると、めったにあるものではありません。
完全にアダルト小説なのでニコニコではリンクを張ることがはばかられるJ・さいろーさんの『クラスメイト』とか、良かったですねー。
主要人物がほぼ小学生ばかりという(笑)児童ポルノ禁止法に喧嘩を売るようなロリショタ小説なのだけれど、この際、そういうことは関係ないのです。
人間と人間の肉体的なそれをも含めた「関係」を描けているかどうかが大切なのです。
その意味で、
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