コーヒーと同等に世界中でポピュラーな嗜好品、お茶。以前はコーヒーの意外な効能についてお伝えしましたが、今回は「The Huffington Post」で伝えられた、緑茶や紅茶などのお茶類のうれしい作用についてご紹介します。
■緑茶で体重増加の防止&視力向上&動脈硬化の予防!?
2011年に「Journal Obesity」が発表した研究によると、高脂肪の食事と緑茶に含まれる成分を摂取していたネズミは高脂肪の食事のみを摂っていたネズミに比べて、体重の増加する速度が遅いことが分かりました。これは緑茶に含まれる成分が、体内の脂肪生成を妨げる働きをしてくれることが要因だといいます。
さらに2010年の研究では、緑茶の成分が眼内組織、特に網膜に関連する組織に良い働きかけをしてくれると発表されており、他の研究発表では緑茶は内皮機能を強めてくれる手助けをすることから、動脈硬化の防止にも良いといわれています。
■白茶はアンチエイジングに効果的
抗酸化作用のあるポリフェノールをたっぷり含んでいる白茶。最近の研究では白茶の抽出成分がエラスチンとコラーゲンの強度を高めることからシワ防止になることも分かっています。さらに別の研究では関節を若々しく保つとも伝えられています。
■紅茶はストレス軽減を助ける
1杯の紅茶がストレスホルモンのレベルを軽減してくれるほか、紅茶を飲み続けるとストレスが溜まると同時に高まってくる血圧をも下げてくれるという研究結果がなされています。
また、お茶に含まれているカフェインは、糖尿病にかかるリスクの全てを軽減してくれるという研究発表もあります。これだけの効果があると、これからお茶を飲むのが楽しみになりますね。ちなみに筆者のオススメの使い方は、古典的ではありますが使い終わったティーバッグを目にあてること。むくみがとれてスッキリしますよ!
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(文/ピーリング麻里子)