---ワインのスペシャリスト、ウィラハン麻未さんがワイン＆フード情報をお届けします！---
だんだんと暑くなってきましたね。汗ばむような陽気になってくると、どうしても泡や白ばかり飲んでしまいますが、この季節まだまだ赤を美味しく飲める時期です。
今回は、そんな初夏にとても美味しく飲める赤ワイン、ピノ・ノワールをご紹介します。前回ご紹介したピノ・ノワールはフランスのものでしたが、今回はよりフルーティーで様々な料理に合うドイツの「ドクター・P ピノ・ノワール」です。
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このワインには、デトックス効果が非常に高いと言われているアボカドを合わせてみました。私はデトックス効果に期待をして、週に1回はアボカドを食しています。アボカドそのものは、濃いロゼやこってりした白ワインにとても良く合いますが、味付けをすることによって、他の白や赤ワインにも合うのです。
アボカド田楽
「ドクター・P ピノ・ノワール」は、果実味が豊かですので、この自然な甘みに目をつけました。アボカドに、甘みのある田楽みそを少しのせて"アボカド田楽"にすることで、完璧なマッチングとなります。ピンチョス風で、おしゃれに見えるところもポイントです。
アボカドはりねずみ
もう1品は、"アボカドはりねずみ"です。 食卓で思いついた私の最近のヒット作で、初めて子どもたちに見せた時は「かわいい」と好評で、取り合いになりましたよ！ 作り方は、書くのも恥ずかしいくらい簡単です。アボカドを半分に切り、種をとり、お皿に種の穴の部分が下にくるように盛ります。ここに柿の種を刺していくだけです。気をつけることは1つだけで、アボカドに刺した部分の柿の種が水気を吸って柔らかくならないよう、食べる直前に作りましょう。
私が気に入っている柿の種は、みながわ製菓からでている「三椒の種」。白胡椒、黒胡椒、山椒の3つの椒で味付けたサラダ味の煎餅です。 みながわ製菓では、この他に大辛の柿の種、普通の柿の種があります。写真では3種類刺してあり、種類が多い方が味が複雑になって美味しいです。食べる時は、ナイフとフォークを使うか、スプーンですくってください。
フルーティーな「ドクター・P ピノ・ノワール」には、熟したものであればアボカドのみでも合いますが、3種類の胡椒が入り辛みのある柿の種を加えることで、より味に深みのある、素晴らしいマッチングが成立します。この果実味豊かなピノには、少々のスパイシーさがとても合うのです。似た者同士でない逆マッチングですね。スパイシーさと果実味からくる自然な甘みが融和します。
おままごと感覚で作れる"アボカド田楽"と"アボカドはりねずみ"は、普段の夕食にアクセントを与えてくれます。子どもたちの笑顔に満ちた食卓となりますよ！
photo by Thinkstock/Getty Images
（文／ウィラハン麻未）
