ラグジュアリーホテルで本格ハワイアンミュージックを堪能
上/『ハウス・ウィズアウト・ア・キー』のハワイアンエンターテインメントは、17時30分~20時30分まで毎日開催。下/『カニ・カ・ピラ・グリル』のナイト・エンターテインメントは、18時~21時まで毎日開催。ともに出演者のスケジュールはHPで確認を。
まずは、ハレクラニのレストラン『ハウス・ウィズアウト・ア・キー』。ここの魅力は、サンセットをバックに、元ミスハワイのフラダンスとハワイアンミュージックの生演奏を楽しめるところです。カクテル片手に、優雅なひとときを過ごしたいときは、迷わずここへ。
もうひとつは、アウトリガー・リーフ・オン・ザ・ビーチのカジュアルレストラン『カニ・カ・ピラ・グリル』。ここは、地元の実力派ミュージシャンによるライブを毎日開催。ハワイアンミュージックに詳しい人なら必ず知っている著名なアーティストが、リクエストに応じてくれるかもしれない。そんなフランクさも人気の理由。
演奏したくなったら、ウクレレ工場見学へ
ハワイアンミュージックに欠かせない楽器ウクレレは、弦楽器の中でいちばん弾きやすいのだとか。優しくおおらかな音色を奏でたくなったら、多くのミュージシャンに愛されている『コアロハ』で製造工程を見学してみるのも面白い。
熱の力で曲げたサイドのパーツは、接着後型に入れて1日置く。ヘッドの王冠のようなギザギザした形も『コアロハ』の特徴。
工場といっても、工房のようなアットホームな雰囲気。作っている人たちも想像していたより少ない。これは、少人数でも品質の高さをキープしたまま大量生産できるよう、工夫された製法だからだそう。
材料のコア材を切断し、20に分けられたパーツがどんどんウクレレの形になっていく工程を見ると、例え弾けなくてもワクワクしてくるから不思議です。ちなみにコア材は、ウクレレとして使うには20年以上かかるため、マホガニーなどを使うメーカーもあるそうですが、『コアロハ』のウクレレはすべてハワイ固有のコア材を使用。
右/創業者のAlvin Okamiさんは元ミュージシャン。東日本大震災直後、日本人を励ます曲『NANDEMO DEKIRU』を作り、ハワイのラジオ局から日本に向けてメッセージを発信し続けてくれた。左/たまたま工場に遊びに来ていた、若手ウクレレ奏者ドミニックさんによる即興演奏会も。こういううれしいハプニングがあるのも、アットホームな工場だからこそ。
作っている人たちの情熱と温かさにも触れ、ハワイアンミュージックがもっと好きになりました。
vol.3 『アロハ・オエ』の作者、リリウオカラニ女王が過ごした宮殿へ>>
(撮影&取材/編集部・山崎)