今回は、巷のおしゃれセレブとは一線を画す異彩を放つファッション・アイコン、ディータ・ヴォン・ティースをご紹介します。
ディータ・ヴォン・ティースの本業はバーレスク・ダンサー。独特の美意識を徹底して貫く彼女は、コルセットやレザーといったフェティッシュでセクシーなコスチュームを着こなす異色のモデルとして名を馳せ、1940年代の黄金期ハリウッド女優を思わせるクラシックでエレガントなスタイルによってハイファッションの世界でもアイコンとなりました。
▼陶器のような白肌、鮮烈なレッドリップ、目尻を跳ね上げた漆黒のアイラインがディータのトレードマーク。完璧なメイクの秘訣として「自然光のあたる場所ですること」「何度も練習すること」を挙げています。
▼衰退していたバーレスクを現代に蘇らせた彼女は、「クイーン・オブ・バーレスク」の異名を持ちます。彼女のショーではクリスチャン・ルブタンやスワロフスキーなどがスポンサーとなり、ゴージャスで洗練された世界観が展開されます。
▼セクシーなショーでの姿から一転、普段はシックでエレガントな1940年代風の女優スタイルを好む彼女。黒いサングラスとクリスチャン・ルブタンのハイヒールを愛用しています。
▼ワンピース姿も控えめでクラシック。足元はやはりルブタンです。
▼パーティでは時としてセクシーでエッジィなドレスも着こなします。その堂々とした風格はさすがバーレスクの女王。
▼しかし基本的には上品なドレスが多い彼女。セクシーさとは「いかに露出するか」ではなく「いかに隠すか」なのだと思い知らされます。
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(文/編集部・吉川)