布団に入って眠ろうとした途端、脚の不快感が気になって寝付けないといった症状はありませんか?
「虫が這っているようなむずむずした感じ」「かゆい」「何とも言えない不快感」という症状が1日だけではなく何日も続くというなら、それは「むずむず脚症候群」という病気の可能性があるかも知れません。
むずむず脚症候群のお役立ちサイト「Muzmuz.jp」によると、この病気は徐々に進行していくと言われてるそうで、一般の方はもちろん医師の間でもまだあまり知られていないので、自分の症状が病気であると気づいていない場合や、病院に行っても理解してもらえない場合もあるそうです。
患者さんは40歳以上の中高年の方、とくに女性に多いとのこと。むずむず脚症候群の原因はまだ明らかにはなっていないそうですが、有力な説は脳内の神経伝達物質の1つであるドパミンの機能障害や鉄分が関与しているというもの。
むずむず脚症候群は原因が判明しないもの(一次性)と、他の病気や薬などが原因となって起こるもの(二次性)に分けられるとのこと。二次性の原因としては、慢性腎不全(特に透析中)・鉄欠乏性貧血・妊娠・糖尿病・パーキンソン病・関節リウマチなどが挙げられるそうです。
治療方法はいたって簡単。カフェインやアルコール、ニコチンなどの刺激物を避け、鉄分を補充してバランスの良い食事を心がけること。ウォーキングなどの軽い運動やマッサージなども効果的なんだとか。それでも改善されない場合は、投薬治療になるそうです。
むずむず脚症候群は筋肉や皮膚の病気ではないので、睡眠専門医か神経内科を受診されると良いとのことですので、サイトをご覧になって心当たりのある方は、お早目にお近くの医療機関に受診してみてくださいね。
photo by Thinkstock/Getty Images
[むずむず脚症候群・お役立ち情報サイト|Muzmuz.jp]
(文/六島京)