では、そんなアートが宿泊ホテルにあったら......? 今回は、美術館顔負けのアートコレクションを持つホテルを国内外から紹介します!
■ヘイマーケット・ホテル(イギリス/ロンドン)
ジュリアン・シュナベルがデザインしたホテルというだけでも高い芸術性が期待されますが、アンディ・ウォーホルやバスキア、キース・ヘリングといったニューヨークを代表するアーティストから、ピカソやダミアン・ハーストの作品までもがいたる所に飾られているのはさすがとしか言いようがありません。
■グラマシーパーク・ホテル(アメリカ/ニューヨーク)
トラファルガースクエアのそばにある「ヘイマーケット・ホテル」は、ナショナル・ギャラリーやICAへも歩いてすぐですが、トニー・クラッグの彫刻やジョン・ヴァーチューの風景画が堂々と置かれたロビーは、チェックインの瞬間から、美術館に足を踏み入れたような気分にしてくれます。
■チャンバーズ(アメリカ/ニューヨーク)
「チャンバーズ」は世界でもいち早く近代アート作品をデザイン&コンセプトに取り入れたホテル。客室・公共空間含め、ホテル内には500点以上の作品が飾られているほか、客室フロアの廊下はそれぞれジョン・ウォーターズやボブ&ロベルタ・スミスといったアーティストのオリジナル作品が描かれたキャンバスとなっています。
■21C ミュージアム ホテル(アメリカ/ケンタッキー)
「21C」はホテル自体がまさに近代美術館となっています。約840㎡のギャラリースペースでは、ツウも唸る常設展および臨時展覧会のほか、アーティストによるトーク・イベントや映画上映会、ポエトリー・リーディングといったアクティビティも開催されています。
■リバーリトリート雅樂倶(日本/富山)
アーティスティックな宿は日本にも。富山県の「リバーリトリート雅樂倶」では、エントランスや中庭など、敷地内の各所で清水九兵衛や畠山耕治をはじめとする日本人芸術作家の作品に出会えます。レストランの壁には陶芸家、小川待子の作品がずらり。
いずれもアートがホテルの一部になっているところばかりですね! 時には贅沢に、ホテルでのアート鑑賞を旅の目的にしてみるのはいかがでしょうか?