突然ですが、自分の胸に合ったブラジャーをつけている自信ありますか? サイズは変わってないはず、と試着せずに購入していませんか?
4歳から69歳まで、延べ4万人以上の女性の体を計測してきたワコール人間科学研究所によれば、ブラジャーを見直すことが今すぐできるバストのエイジングケアなんだとか。ブラジャーでエイジングケアと聞くと意外な気もしますが、先日行われたワコールの「ラブ、エイジング。」フォーラムに参加して納得しました。
■見た目年齢を若く見せるポイントは、"高さ"と"上胸のハリ"
まずは、ワコールが京都工芸繊維大学の黒川名誉教授監修のもとに行った、この実験画像をご覧あれ。
これは、バストのシルエットのみを変えた同一人物の画像。写真1はバストのトップ位置が高く、上胸にハリがあるのに対し、2はトップ位置が低く、上胸がそげています。どちらが若く見えるか? その結果は一目瞭然。8割の人が1の方が若く見えると回答、平均で4.1歳も若く見えるという結果に!
肌にシワやたるみが現れるように、バストも加齢によるホルモンバランスの変化と皮膚弾力の低下によって、上胸(デコルテ部分)がそげる→バスト下部がたわみ乳首の位置が下がる→外側に流れる、という3つのステップを経て変化します。これはサイズや形に関係なく、すべての女性が通る道。
加齢による変化には抗えませんが、知らず知らずのうちに下垂を加速させているのが、体に合っていないブラジャーなんです。体に合っていないブラジャーをつけているとカップの中でバストが揺れてしまうため、乳腺と脂肪を支えているクーパー靭帯に負荷がかかり、伸縮力を失ってしまうのだとか。
■体に合ったブラジャーと合っていないブラジャー、何がどう違うの?
体に合ったブラジャー、合わないブラジャーをわかりやすく解説しているのが、上の写真。左と中央の写真の女性は、バストのサイズが同じ(左は20代、中央は40代)。でも、40代の女性ほうが小さく見えますよね。それはなぜかというと、中央の女性は20代向けのブラジャーをつけているからなのです。デザイン重視で購入したため、このような状態になっている人、結構多いと思います(かくいう私にも身に覚えが......)。中央の人が40代のバストを考えたブラジャーをつけた写真が右。どうですか! この20代に負けず劣らずのボリュームと上胸のハリ。
体に合ったブラジャーをつけることで、見た目も若返り、下垂の進行も遅らせることができると聞けば、今あるブラジャーを見直さずにはいられません。これからどんどん薄着になっていくので、「胸もと年齢-5歳をめざすブラ」に早速買い替えたいと思います。
(取材・文/編集部・山崎)