仕事の合間に飲む1杯のコーヒーは、ちょっとした小休止と安らぎをくれるリラックスアイテムですよね。ランチ後の眠い時間にシャキっと目覚めをくれるのもコーヒーだったりします。
しかしコーヒーには「胃腸に良くない」「子どもは飲んではいけない」など、悪いイメージもつきまといます。本当のところ、コーヒーと健康にはどんな関係があるのでしょうか? ウェブサイト「太陽笑顔fufufu..net」には、こんな話が紹介されていました。
「80年代に『コーヒーはコレステロール値を上げる』という学説が発表されたことがあります。ところが調べてみると、これは煮出したコーヒー豆を使ったデータによるもので、その後、フィルターを使って入れたコーヒーでは脂質はほぼ取り除かれ、コレステロールに影響はないことがわかりました。現在では、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが含まれ、赤ワインやお茶と同じく抗酸化作用があることが認められています」
現在では悪評は取り除かれ、逆に良い効果が認められたというわけですね。
コーヒーのカフェインには依存性があると言われていますが、これは日常生活で食品から摂るレベルなら問題はないそうです。1度に約300ml以上飲まないようにして、時間をあけて飲むべし! とのことでした。ただカフェインが刺激物であることはたしかなので、子どもや妊婦は摂取を避けたほうが良いようです。
コーヒーに含まれるポリフェノールには成人病やがんを予防する働きがあるのではないかという研究もありますが、こちらは「予防できる」とは言えないまでも「悪い影響はない」とのこと。
はっきりしている効果のひとつは「脂質の吸収を抑える効果」です。血流促進作用や、脂肪分解酵素リパーゼを活性化する作用があり、脂肪の燃焼を助けるとも言われているそうで、食後にコーヒーを飲むのはダイエットにも良い影響がありそう。ただしミルクたっぷりのコーヒーは逆効果ですのでご注意を。
大量摂取しないかぎりは健康への悪影響はなく、過去の悪いイメージとは裏腹にむしろ良い効果も認められつつある......というのがコーヒーに対する最近の評価のようですね。
それでは安心して、今日もコーヒー片手にお仕事もうひと頑張りしていきましょう!
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(文/編集部・吉川)