photo by 無老鍋 公式サイト
日本では冬の風物詩ともいえる鍋料理。しかし、日本よりも南に位置する台湾の人たちは無類の鍋好き。暑い夏だって1人でだって、鍋を好んで食べています。
台北の街には羊肉鍋から日本式しゃぶしゃぶ屋など、ありとあらゆる鍋屋が軒を連ねていますが、カフェグローブ世代ならぜひ試してみたいのが薬膳養生鍋。漢方をふんだんに入れた美容と健康によいお鍋です。
なかでも、食にうるさい地元っ子を唸らせるほどの実力店が、「無老鍋(ウーラオグオ)」という鍋専門店。2009年に台中市に1号店がオープン後、台北や上海にも支店を構え、きめ細やかなサービスとハイセンスな空間で、今や予約のとりにくい人気店のひとつになりました。
看板メニューは、白いスープの「氷淇林豆腐鍋(アイス豆腐鍋)」と、赤くてスパイシーな「辣香鍋(ラーシャングオ)」。多くのお客さんが鴛鴦鍋(白と赤の二色鍋)として両方を半々ずつオーダーするようです。
photo by 無老鍋 公式サイト
白いスープは、鳥や豚骨をベースに、竜眼やナツメ、朝鮮人参(丸ごと1本!)などの生薬を長時間煮込んだコラーゲンたっぷりのだし。一方、赤いスープは一見激辛そうに見えますが、実はマイルド。香辛料が織りなす複雑な風味は、やみつきになること必至です。
それにしても、「アイス豆腐」が気になりますよね。その名の通り、冷えたアイスクリームを具としてお鍋に入れるのですが、実は、日本の地方に伝わる豆腐料理を参考に独自開発したものなのだとか。「それってもしや、高野豆腐?」かとも思いましたがちょっと違う、ソフトで未知なる食感です。
photo by 無老鍋 Facebook
お鍋には、台湾鍋には欠かせない鴨血(鴨の血を豆腐状に固めたもの)が食べ放題でついてくるのも、補血が気になる女性にとっては嬉しいポイント。
台湾旅行で食べるには小籠包もいいけれど、美容を考えるなら薬膳養生鍋も試す価値大アリです!
[無老鍋]
(文/さとう葉)
-
国立西洋美術館にて「ラファエロ」展が奇跡の実現! イタリアンの名店からコラボメニューも登場
-
一覧へ
-
【日刊セレブ】今年のアカデミー賞はカラードレスで目立てた!? ジェニファー・アニストンらのブランドをチェック