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実は結構ちがう!? 京都の定番おみやげ「五色豆」名店の味を食べ比べ

2013/02/08 16:33 投稿

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京都には伝統的な和菓子の「五色豆」があります。お土産としては定番ですが、八ッ橋同様色々なお店で販売されているので、味がどう違うのか気になるところ。そこで今回は、有名店の五色豆を食べ比べてみました


五色豆の由来は諸説ありますが、「五色」の部分については中国からの思想である「五行説」が起源という説があります。木・火・土・金・水の五つの要素が万物組成の元であるという考えで、それぞれの要素を現す色が青・赤・黄・白・黒であるため、そのように着色されたのだとか。黒は嫌われる色のため、茶色で代用とのこと。


明治時代に白一色の砂糖衣豆として誕生したものが、上記の五行説を取り入れて着色されるようになり、宮中などで重用され、上菓子として広まったのだそう。小さくても歴史ある和菓子なんですね


さて、いよいよその五色豆の食べ比べです。名店である「豆政」「本家舩はしや」「豆富本舗」から、お店自慢の五色豆を入手して来ましたよ。


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豆政「クリーム五色豆」


豆政」からは伝統的な五色豆ではなく、前から気になっていた和洋折衷な「クリーム五色豆」をエントリー。イチゴ、牛乳、抹茶、バナナ、珈琲と斬新な味が楽しめます。パッケージのピンクの箱もとってもかわいいので、お土産にも大人気だとか。


他の2品の食感が「シャリシャリ」なら、これは「サクサク」として舌触りが滑らか。バナナ、珈琲などそれぞれの味が楽しめ、紅茶やコーヒーなどにも合いそうです。若い方には喜ばれるのではないでしょうか。今までにはない、モダンな五色豆です。


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本家舩はしや「六角千代箱入り五色豆」


続いて「本家舩はしや」の「六角千代箱入り五色豆」。かわいい小箱においしそうな五色豆がぎっしりと詰まってます。


黄色には柚子、赤には北野天満宮の梅が使われているなど、素材にも並々ならぬこだわりがあります。


黄豆「柚子香」は、柚子の香りと味が絶妙。赤豆「梅泉」は甘味が抑えられ、その代わりにほのかな酸味が加わり、梅の香も楽しめ、春の訪れを感じられます。白豆の砂糖衣の口どけも良かったです。「福雪」と名付けられただけありますね。


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豆富本舗「小町五色豆」


最後は「豆富本舗」の「小町五色豆」。他の五色豆に比べて小粒で食べやすそうです。


袋を開けた途端、ニッキの良い香りが漂いました。炒った青えんどうに手作業で何度も砂糖をかけてできた一品だとか。手間ひまが掛かっています。


小粒でお口に入れやすいです。茶色豆のニッキの香りが強く、お好きな方は止まらなくなりそうですよ。また、緑豆の青海苔も磯の香りが口内に広がって、とても味わい深いです。


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三者三様の五色豆。同じお菓子でも味や素材はそれぞれで、どれも美味しく楽しめました。1粒食べると、止まらなくなりますよ。かく言う六島も、年齢の3倍は食べたような気が......。どの商品も通年販売ですので、お気軽にお試しください。くれぐれも食べ過ぎにはご注意を!


(取材・文/六島京)

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