photo by しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式サイト
寺社仏閣の夜間拝観といえば、桜の咲く春や紅葉の秋がメインですが、早春のこの時季、奈良で「しあわせ回廊・なら瑠璃絵」という夜間拝観イベントが開催されます。
古来、瑠璃は至上の色として珍重され、シルクロードの終着点である奈良に伝わったそうです。暦の上では春とはいえ、まだまだ底冷えするこの季節に、瑠璃色のイルミネーションで観光客を暖かくお迎えしようというこのイベント。昨年は、約37万人もの方が訪れ、大盛況だったそうです。
開催エリアは奈良公園一帯。東大寺、興福寺、春日大社という奈良を代表する三社寺を光の道でつなぎ、訪れた人々を幻想的な瑠璃絵の世界に誘います。もちろん東大寺戒壇院戒壇堂、春日大社本殿、興福寺東金堂と国宝館、奈良国立博物館なども拝観可能です。
photo by しあわせ回廊 なら瑠璃絵 公式サイト
興福寺の国宝館ではあの有名な阿修羅像と対面できます。そして奈良国立博物館前の池には、巨大なミストスクリーンが登場予定。霧に投影される幻想的な世界に酔いしれてください。浅茅ヶ原の会場では、なら瑠璃絵オリジナル商品や「しあわせココア」など飲食物の販売もあります。冷えた身体はここで暖めてくださいね。
開催期間は2013年2月8日(金)~14(木)。点灯時間は18:00~21:00です。
それぞれの神社やお寺で手を合わせ、自分のためだけでなく、みなさんの平和やしあわせを祈ってみてはいかがでしょうか? この瑠璃色の星がいつまでも美しく輝きますように......。
(文/六島京)