朝のオフィスでプリンターの前でコーヒーを飲んでいる男性のもとに突如として現れる同僚2人。どうやらその2人は昨晩Improv Comedy Clubに行っていたようで、ライブ中に披露されたジョークを再現して大笑いしています……が、何が面白いのか一切理解できない男性は不思議そうに2人を見つめることしかできません。
別のバージョンでもImprov Comedy Clubに行ったカップルが必死にライブで聞いたジョークを友人夫婦に披露しますが、文脈が理解できない夫婦は怪訝そうに愛想笑いを浮かべるほかありません。キャンペーンのタイトル“Shoulda’ Been There(その場にいないとわからない)”にあるとおり、ライブ会場に足を運んだ人だけが共感できる刹那的なお笑いの魅力を最大限描いています。
CMと同時に公開されたOOHには「笑いすぎて漏らしちゃった」「ビールを半分鼻から吹き出しちゃって」「こうしてわたしはヘルニア持ちになった」などが書かれており、CMの刹那性とは別に純粋な面白さという切り口でImprov Comedy Clubのアピールを行っています。媒体ごとに異なるアプローチを取りつつも、しっかりとサービスの魅力を打ち出すことに成功した事例でした。