今回開発された啓発アニメーション動画は、五感(視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚)それぞれを擬人化したキャラクターを通して、重要な五感の一つである視覚の大切さに気づいてもらい、早い段階から目をケアする必要性について、子どもたちが楽しみながら興味を持つことができるように制作されました。この啓発動画は「ロートアイケア教材」の導入動画として今後活用されていく予定です。
また、動画は東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点による監修のもと制作されています。東北大学COI-NEXT「Vision to Connect」拠点とは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム(通称・COI-NEXT)」における共創分野・本格型プロジェクトとして採択された、東北大学を中心とした『みえる』からはじまる、人のつながりと自己実現を支えるエンパワーメント社会共創拠点の略称ですが、こちらにロート製薬も参画しています。大学などが中心となって未来のありたい社会像(拠点ビジョン)を策定し、その実現に向けた研究開発を推進するとともに、プロジェクト終了後も、持続的に成果を創出する自立した産学官共創拠点の形成を目指す産学連携プログラムです。
じつは近年、世界的に近視人口が増加しており、問題視されています(※1)。近視は単に視力が低下するだけではなく、近視以外の目の病気にかかりやすくなることがわかっていて、社会問題化しています。タブレット学習など、ますます身近になるデジタル機器との付き合い方に必要な生活習慣「アイケア・スキル」を楽しく身につけ、「行動変容」を促すことを目的としたプログラムは、子どものうちから目の大切さを自覚してもらい、近視予防について知ってもらう良い機会です。
子どもたちが楽しめるよう、五感を擬人化したアニメーションはコミカルでいてわかりやすくメッセージを発信してくれています。東北大学との共創により、発信するメッセージへの信頼性も増しますし、実際に小学校などの教育現場でも採用されるという実績も生まれています。目の大切さが浸透すると、日頃から目薬でケアしようという気持ちも出てくるはず。社会課題の解決に寄与しながらも、自社製品へのアプローチにもなる施策となっています。
・※1関連リリース:近視の子どもを持つ保護者を対象に調査を実施。保護者の7割以上が「近視の対策の仕方が分からない」