なぜ、それほどまでに感動を呼ぶのか。ひとつは、「青春」と「ビンゴ」という全く関係性のないキーワードを合わせて展開するストーリーで、誰もが心にある“青春の思い出”をストレートに引き出しているから。青春あるあるが詰まったビンゴカードに、青春で培った「人とのつながり」を散りばめ、最後にフリースポットの「つながりを大切にしたい人」でゲームをあがるという結末は秀逸です。
もうひとつは、ティーンを中心に人気を博すVaundyの楽曲「Tokimeki」の起用。それぞれの生徒が何気なくもキラキラとした学生生活を思い出す内容と、さまざまな“Tokimeki”のある瞬間を振り返る楽曲の歌詞が合致し、本ムービーを盛り上げています。
物語は、とある高校の卒業式の日に、担任の先生がクラスの生徒たちにビンゴカードを配るところからはじまります。そこには「青春ビンゴ」という文字が書かれていて、「授業中寝た」という枠や「一目惚れした」枠、「勉強してないって嘘ついた」枠に、「ライバルがいた」枠、「ガチ泣きした」枠など、さまざまな思い出をクラス中の生徒が振り返ります。
次々と「リーチ!」と声を上げる生徒が出てくるなか、1人の生徒が真ん中の枠に何も書かれていないことに気付き、「先生、真ん中は?」と質問をしました。すると先生は黒板に何かを書き始め、生徒たちはその姿を見つめます。先生が書き終えたとき、黒板には「このつながりを大切にしたい人」の文字が。生徒たちはその台詞を見て一気に顔をほころばせ、教室は和やかな空気に包まれます。
映像の最後にはビンゴカードの真ん中の枠が映り、その枠から教室の黒板の前でクラスの集合写真を撮ろうとする様子が映し出されます。その集合写真に「つながってるよ。ずっと。」というコピーが入り、物語は幕を閉じます。
青春ビンゴの枠には「授業中寝た」「あだ名がある」「ガチ泣き」したなど、誰しもが一度は経験したであろう出来事が書かれており、ドコモ青春割の対象者でなくても関心を寄せてしまうインパクトがあります。
携帯電話がつくってきた人とのつながりを大切にしてきたドコモが伝えるのは、卒業しても、離れていても、私たちは「つながっている」ということ。「見えぬ未来も悪くはないぜ」と軽やかに歌うVaundyのメロディにのせて、未来に向う若者を応援しています。