ビュロ菊だより

「大儀見、そして駒野の公演不参加に関して(拡散を希望致します)」

2014/05/02 12:00 投稿

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 ええええもう一週間前すか!という驚きのスタートも凡庸な、しかしそんな自分が嬉しくなくもない、ペペのツアー初日ですが、前回書いた通り、混成メンバーによるスタートとなりまして、しかしながら名古屋ブルーノートでは我ながらかなり良い演奏になり、安堵とともに強烈なリフレッシュを楽しみました。お越し頂いた皆様に感謝致します。


 有料の世界(「ビュロー菊地チャンネル」)では、動画コンテンツ「キクチカメラ」で、名古屋ツアーに関する(演奏以外のリハーサルやサウンドチェックはそこそこ写り込んでいます)あらましをワタシの自撮り動画にてご紹介しておりますが、まあまあこの日は何と、リハーサル後に夜走りで名古屋に前乗りする予定が、当日いきなり、ドライバーであり現場マネージャーである長沼が風邪で倒れまして、いきなり風雲急を告げたのですけれども、こうしたバックステージのトラブルも乗り越えまして、演奏ををやり遂げ、東京に戻り、その足でペン大の授業に行き、そのまま「粋な夜電波」の生放送に滑り込みまして、我ながらタイトロープであるな、しかしタイトロープなくして何の人生だらうか。タイトロープに燃えるのはマゾヒストの人だけではないのである!といった有様で、何か、もう51に近いのだし、ゆったりとラグジュアリーに仕事をしたい物だなあ。そう、松尾潔さんのように。。。。等と思ってみるも、こればかりは生まれ育ちなのか、否、星なのである。と思わざるを得ません。


 タイトロープは続きます。以下、大儀見に関する続報としてお読み頂きます。


 相変わらず経緯の詳述は出来ませんが、大儀見の無期限の謹慎は取りあえず5月いっぱいは解けない事が決定しました(「6月に入ったら解ける」と言っているのではありません。念のため)。


 従って5月に予定されているワタシの、ペペ・トルメント・アスカラール、DCPRGの公演は、例外なく総て大儀見抜きで行います(二大動画サイトに上がっておりますペペのツアートレーラーに大儀見の名前が入ってしまっているのですが、これは事故前に製作された物で、今からその為だけに差し替えられないという事情により、しばらくは現状のままとなります。後ほど大儀見不参加の旨をトレーラーに添えますのでご了承ください)。ペペは、名古屋公演同様、山北健一氏を代演に立て、そしてDCPRGはパーカッション抜きの特別編成でツアーを敢行します。


 かたやレーベル移籍&5年振りのアルバムリリース&セプテートに編成縮小後初の、方や新曲をマウントし、小田朋美正式加入後の新メンバーフィクスによる初ツアーで、この5月はどう考えても自分の活動の画期となる。と意気込んでいたのですが、ピンチと呼んで差し支えない状態になりましたが、二度ある事はなんとやらと言いまして、何と今日は、もう一件、重要なご報告があります。


 5月23日に渋谷のJZ Bratで公演が決まっておりますダブセプテットですが、メンバーの駒野逸美から相談を受けまして、まだ彼女は昨年の顎関節症後のリハヴィリの経過が思わしくなく、完全復帰が無理だという事で、現在も、一晩で2〜3曲ならば。といったペースで活動を続けており、我々の音楽性は非常に好きで、どうしても続けたいのだが、ご存知の通り、我々の演奏スタイルは、彼女のどの所属グループよりもハードヒットかつスキルフルでして、彼女なりに5月23日に向けてリハヴィリもトレーニングも積んで来たのですが、やはり2ステージにフル出演出来る自信が無い。との申告を受け、暫定的な措置としまして、取りあえず5月23日JZ Brat公演は、昨年のクリスマス公演と同じく、ダブセクステットによる公演に差し替えさせて頂きます(因みに、セプテット用に書いていた新曲は、可能な限りセクステット用にリアレンジして演奏します)。


 その後の彼女の処遇並びにダブセプテットの活動に関しては、現在の所未定ですので、決定し次第ご報告させて頂きます。


 と、最早ピンチではない、大ピンチと言ってもぎりぎり過言ではないという状況におりまして、まあまあ、柄にもなくエグゼクティブだのレーベル代表だのといった管理責任職に就いた事への神の采配か、世界側が免疫不全を起こしている様でして、もう、涙活(鉄拳氏が作った泣ける手書きアニメとかを、OLさんと一緒に50人位で観て、みんなで泣くやつ)行っちゃおうかなあ、会場新宿だし。等と思うのですが、長年の御贔屓筋に於かれましては、ワタシがピンチに弱いか強いか、人生訓を垂れたがる愚者どもは「ピンチをチャンスに変えるやめのなんとかかんとか」等と申しますが、過去ワタシが様々なピンチに対して、どういう結果を出して来たかを御想起していただけると幸いに存じます。こちらも星というものでしょう。ワタクシ、恣意的にピンチに対して方法論を持った事は一度もありません。ただひたすら、ピンチになると血湧き肉踊って来ただけで、流れ流れてそろそろ51です。


 こうして無料の世界にも復帰した訳ですが、撤退のきっかけとなった「ゼロ円ファン問題」に、構造的な変化は無いどころか、最近ではそもそも、普通に聴取しても金がかからないラジオを敢えてポッドキャストだけで聴くという(ポッドキャストは音楽が流せません。ですのでこれは、そもそもタダである炊き出しのライスカレーを、敢えてライスだけ喰っている事になります)、経済構造すら越えた(いや、正にマルクス的な意味で、これは経済的な構造なのだけれども)、「純粋ただ喰い&つまみ喰いの人々」の「ただ喰い&つまみ喰い。だからこその熱愛(100%自己愛)」という現象は有史以来最高値を記録しておるようでして、人はやはり、満たされないので愛し、見えないので妄想し、返事が無いので語り、生きて行くものなのだなあと思うばかりですが、そうした根本的な属性の顕在化が(パソコン屋の、地球規模での自殺行為によって)いかに進もうと、ワタシからのメッセージは馬鹿の一つ覚え、キチガイの思い込み海をも越えるクレイジーヒーコールズミーでして、演奏をお聴き頂きたい。それだけです。総てのライブを、いつもの通り、全力で遂行させて頂きますので、是非お越し下さいませ。


 

*大西順子がいよいよ動いた!大西ピアノラボ開講。当サイトで観て応募された方は、応募時に「菊地のサイトで観た」と必ず仰って下さい!(何の特典もありませんが。大西さんが「ああ、菊地が告知してくれたのだな」とお解りになるので)


http://junkoonishi-art.com/pianolabo.html


ホドロフスキーの「リアリティのダンス」のプレスキットにコメント書きました。「ホドロフスキーのDUNE」も「リアリティのダンス」も、ムッチャクチャ上がる!!


とっくに配給の方から頂戴していた「チョコレートドーナッツ」を、てっきり「それでも夜は明ける」だと思い込んでいて(映画あるある)、「何か残酷な描写がありそうだな、、、、」と観るのを後回しにしていたら、コメントか来そびれてしまった!!もうワタシが何かコメントする必要も無いぐらい世界が絶賛!!


今から観るのは「HER」です(スカヨハが声だけの出演〜コンピューター音声対応ソフト「siri」の声役〜でアカデミー賞にノミネートされた、名作の呼び声高い作品)。観るまで全然読めねえ。


しつこいようですが「アート・オブ・キリング」の感想を求めるのは止めて下さい。町山さんと宇多丸さんと佐々木あっちゃんので充分でしょうが。好きか嫌いかで言われれば、嫌いな映画ですよ。


最近、30代半ばから40代半ばの女性の知人が、みんな同じ、ハイで大袈裟な、W浅野時代の、浅野温子さんみたいな感じになって来たんで、何の集団ヒステリーだと思っていたら、何と全員が「続・最後から二番目の恋」を観ていた。ガックシ。


その点オレなんて「ビューTVヴォーチェ」と「アナザースカイ」しか録画してないもんね。頑張れ黒田エイミーワインハウス!!!あなたはとても善人だ(お友達の水原ジョシュアレッドマン希子さんは悪いと思います)


早朝番組(自分にとての就寝番組)は「ZIP!」中心ですねやはり。完全な脚フェチ番組ですが、目的はそっちではなく(少女時代ロスは-ロスしてないけど-E-girlsで、まあ、なんとか大丈夫です。心配しないで!!)、関根真理さんの一点買いです(一番観たいのはジャスティン・ヴィーヴァー来日に際して、二人でデートみたいにじゃれる所なんだけど、もうそれは無理そうだし)


ブロガーのブログも読んでますよ。ざわちんと友里ブログとヴィヴィアンさんの音楽ヲタブロだけだけど。特にヴィヴィアンさんのは、今まで自分がコツコツ調べて来た事(K HIP HOP状況)が、百倍詳しく全部書いてあるので、もうコレだけで足りちゃうね。アメーバカルチャー祭りに行けなかった!!


14〜15AWメンズのパリとミラノを全部観たけど、欲しい服は一着もなかった。しかもランバンのショーからアリエル・ウィズマンが初の降板!!最近の私的大事件ナンバーワン。


一方伊勢丹本館は絶好調!!特に2Fの「TOKYO解放区」現在はシアタープロダクツ。脱構築の女子プレッピールック最高です。あと、クリスティーナ・ティーのバイヤーさんが、伊勢丹初のライトぽっちゃり系(超ステキ)で、伊勢丹のエッジィをひしひしと感じます。


100%ノープロモーションでシミラボのワンマンに出たけど、大変にヤバかった(オレもな)。その後、六本木でDyyPRIDEJUMA、新宿でOMSBUSOWAHi-specRIKIと、タクシーで果敢に移動しながら(大谷夫妻を乗せ)掛け持ちで飲んだオレに拍手。


女性の暴走は止まらない!「オトナミューズ」の最新号で梨花さんが風間ゆみえさんと二人で話しているのだけれども、記事にははっきりと「鼎談」。いつ3人目が出てくるのかと思ったら、とうとう最後まで出てこなかった!!スゲー!!


 

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