菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>23

 いえ、日記と関係なくても構いません。僕がコメントすべきと思ったらしますので(適当にやってる笑)。

 ここは誰でも見れる場所なので、嫌だけど一応書いておくと、僕が「彼の行動が問題行動であるとは、あまり思わない」というのは、反ユダヤ主義を肯定するということではないです。明らかに常軌を逸した言動は精神疾患によるものが多い傾向があり、僕自身はYeの診断書にあるバイポーラよりも、統合失調の妄想系だと思いますね。

 以下は、コンプラギリギリとわかった上で書きますが、「名前を改める」という行為は、ハンドル持つとかペンネーム幾つも持つとかいう行為と違って、程度の差こそあれ、危険信号だと思っています。旧かとうかずこさんは、現かとうかず子なんですよね。これが、今のところ、危険信号としてはレヴェル1(最低度数)だと思います。「自分の名前を、統一ではなく気まぐれにカタカナにしたりする」人々はレヴェルマイナス一と査定しています(意味がわからな方へ。Jeは「イエー」と発音される故障で、愛称や渾名=通名。ではなく、正規の名前で、元々は「カニエ・ウエスト」という、大変有名なラッパー/デザイナーです。

 また、「孤立は不可避」である旨は、精神疾患者は誰にも助けられないのだ。といっているのではなく、統合失調者を含む、精神病患者は、「天才」というカテゴリーに含まれることが多く、社会的成功を収めたりします。Jeは大変はセレブです。僕が統合失調と想定しているのは、セレブになって金とドラッグに狂わされた系ではなく、デビュー機からその兆候があったからですが、精神疾患のある天才は、社会的な高い名声を維持し、周囲に守られるのが非常に難しく、これは「天才」と「社会」の相関関係の構造上不可避だと思います。

 さらに、「ヨーロッパや南米の分析医に」としたのは、アメリカの精神分析医は(多く)ドラスティックで、本来、精神分析治療の対象にならない「精神病」カテゴリは「セレブ御用達分析医」でも診ない可能性が高く、欧州や南米の分析医は、ある意味リベラルで、精神病カテゴリも扱う研究と実践が進んでいるからですね)(これで充分かな?ああめんどくさい笑)

No.24 24ヶ月前

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