菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>9

 まあ、ほとんどがドイツ軍だったわけですよね。さすがに12〜3歳の記憶なんでユルユルですが、そのこと(ナチスの軍用デザインが優れていることを傍証)にもガチの憂慮がチラホラありました。日本軍もソ連軍も(また、タミヤはジオラマ用に兵士フィギュアも盛んに出してましたので、英国兵やソ連兵、日本兵も)、そのことへの言い訳程度に、1機づつとか、そういう出し方だった記憶があります。

 「パチッ特集号(←この、ジオラマ写真コンテストの宣伝誌名も曖昧なんですが笑)」は、こうして当然のごとく、欧州戦線での激戦地や、そこから離れた場所でのほのぼのとした風景など、どっちにしても(かなり広く)欧州を舞台にしたもので溢れました(せざるを得なかったというか。ドイツ軍の兵器ばっかりなので)。なので、1回、太平洋戦争の南方を模したものが入選した時のショックはプラモしょうねんた達には大きかったと思います。

 そのうちタミヤは、あらんことか、ジオラマをディスカヴァージャパン方面に振って、兵器の新作を止め、歌舞伎の舞台装置みたいな「峠の茶屋」とか「森」とか「旅人」とか「籠と籠かき」みたいなシリーズを始めて、その頃には僕も卒業していた記憶があリます。

No.10 31ヶ月前

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