2003年から菊地さんの活動を追っております。齢は今年で40です。このチャンネルに登録したのは去年ごろからですが、菊地さんが出された主要な本と音源はすべて一度は体感しています(コロナ期間中にOTOTOY配信分も聴いてコンプリートしました)。と言ってもこうやってコメントを書くのは18年にいたるリスナー?読者?歴の中で初めてのことです。いつもこの日記はメールで読ませていただいておりますので。ひょっとするとこの日記(というかここ何回か分の蓄積)には僕の手を動かす何かがあったのかもしれません。読者のみなさんはコロナと風邪の関係性について引っかかる方が多かったようですが、僕には「負ける」「世の中と合わなくなってきた」というあたりが重くのしかかりました。ここのところ数回分の日記が、どうも老いについて書いているように僕には見えたからです(最新の投稿は新しい楽器をゲットされてそのテイストは消えましたので杞憂でした)。 たとえば小鳥のさえずりのT国(もはや懐かしいですね)の投稿を逆から行ったり、昭和の娯楽映画を愛してらっしゃったり、たしかにわかりやすく時代に合わないと他人から思われる行動をとっているようですが、その反面、僕が見てきた菊地さんの印象は、歌舞伎町のホストのように時代に合わせて見事に変化しながらサバイブしていくたくましい人でした。DCPRGのアイアンマウンテンが2001年。このあたりからゆっくりと確実に菊地さんは「時代と合いだした」と僕は考えているのですが、ポップス好きの僕にとっては最終スパンクハッピーの夏の天才ならびにmint exorcistが、ヴェイパーウェイヴなどを通過したあとのポップスを体現しているように聴こえて、要するにこの時も時代の気分とぴったり合ったポップスを生産されているように僕には感じられました。カンタンに書いてますが、選手生命の長さ、時代の乗り越えっぷりは実にすごいことだと感じてます。余談ですが小沢健二と星野源と藤井風しか好きじゃない30代の妻がmint exorcistの夏はSPANK HAPPYに夢中だったんです。これこそ、ポップス的な聴かれ方だと思いましたし、菊地さんはまた時代に合わせて最新型に更新したなと思いました。 DCPRGが解散した新木場の夜、僕はファンの人数名と新木場のコンビニで軽く外飲みしました。僕はアルコールが飲めないのでソフトドリンクで。コロナ渦時代のコンビニの外で軽く飲んだあの新木場の夜、ふと、話が菊地さんの全盛期はいつなのか、という話題になりました。どのアーティストも客観的に見て輝いている時期というものがあります。しかし僕にとって菊地さんは、少なくとも僕が知るこの18年、いつだって今がいちばんエキサイティングで、エレガントで、成熟していて、でもアンファンテリブルで、そしていつだって最盛期な人です。これはファンだから思うのかもしれませんが、でも客観的に見ても21世紀に入ってからの日本在住のジャズミュージシャンで最もわかりやすく時代に乗ってきた人というのはオーディエンスが証明しています。敬愛されているマイルス・デイヴィスのようにいつも進化しています。僕が好きな映画に「カリートの道」があるのですが、アル・パチーノが死に際、仲間で最も長生きしたのは俺だ、十分やったという意味のことを口走るのですが、その倒れ方の甘さのようなものをこの投稿は思い出させました。映画の中のアルパチーノは死に、菊地さんはただ風邪をひいただけですが。笑。でも甘味成分が似ていたもので。。 あれだけの仕事をこなされているのだから疲れるのも当然だ、たまには負けてください、いや少し休めばまだまだ勝ちそうですよ、とファンとしては言いたいです。個人的には、特にN/Kあたりはこの先まだもう一段階二段階先のストーリーがありそうですぜ見たいですぜと感じております。 読み返してみて、実に凡庸で得るもののないファンメールだと思いました。18年ファンとして付き合っているのに、菊地さんが読者からどんなメッセージを欲しているのか僕にはまだわかりません。僕が極度に鈍感なのか、菊地さんが極度にミステリアスなのか。乱文失礼しました。お忙しいと思われますので返信は不要でございます。
チャンネルに入会
フォロー
ビュロー菊地チャンネル
(ID:13770192)
2003年から菊地さんの活動を追っております。齢は今年で40です。このチャンネルに登録したのは去年ごろからですが、菊地さんが出された主要な本と音源はすべて一度は体感しています(コロナ期間中にOTOTOY配信分も聴いてコンプリートしました)。と言ってもこうやってコメントを書くのは18年にいたるリスナー?読者?歴の中で初めてのことです。いつもこの日記はメールで読ませていただいておりますので。ひょっとするとこの日記(というかここ何回か分の蓄積)には僕の手を動かす何かがあったのかもしれません。読者のみなさんはコロナと風邪の関係性について引っかかる方が多かったようですが、僕には「負ける」「世の中と合わなくなってきた」というあたりが重くのしかかりました。ここのところ数回分の日記が、どうも老いについて書いているように僕には見えたからです(最新の投稿は新しい楽器をゲットされてそのテイストは消えましたので杞憂でした)。
たとえば小鳥のさえずりのT国(もはや懐かしいですね)の投稿を逆から行ったり、昭和の娯楽映画を愛してらっしゃったり、たしかにわかりやすく時代に合わないと他人から思われる行動をとっているようですが、その反面、僕が見てきた菊地さんの印象は、歌舞伎町のホストのように時代に合わせて見事に変化しながらサバイブしていくたくましい人でした。DCPRGのアイアンマウンテンが2001年。このあたりからゆっくりと確実に菊地さんは「時代と合いだした」と僕は考えているのですが、ポップス好きの僕にとっては最終スパンクハッピーの夏の天才ならびにmint exorcistが、ヴェイパーウェイヴなどを通過したあとのポップスを体現しているように聴こえて、要するにこの時も時代の気分とぴったり合ったポップスを生産されているように僕には感じられました。カンタンに書いてますが、選手生命の長さ、時代の乗り越えっぷりは実にすごいことだと感じてます。余談ですが小沢健二と星野源と藤井風しか好きじゃない30代の妻がmint exorcistの夏はSPANK HAPPYに夢中だったんです。これこそ、ポップス的な聴かれ方だと思いましたし、菊地さんはまた時代に合わせて最新型に更新したなと思いました。
DCPRGが解散した新木場の夜、僕はファンの人数名と新木場のコンビニで軽く外飲みしました。僕はアルコールが飲めないのでソフトドリンクで。コロナ渦時代のコンビニの外で軽く飲んだあの新木場の夜、ふと、話が菊地さんの全盛期はいつなのか、という話題になりました。どのアーティストも客観的に見て輝いている時期というものがあります。しかし僕にとって菊地さんは、少なくとも僕が知るこの18年、いつだって今がいちばんエキサイティングで、エレガントで、成熟していて、でもアンファンテリブルで、そしていつだって最盛期な人です。これはファンだから思うのかもしれませんが、でも客観的に見ても21世紀に入ってからの日本在住のジャズミュージシャンで最もわかりやすく時代に乗ってきた人というのはオーディエンスが証明しています。敬愛されているマイルス・デイヴィスのようにいつも進化しています。僕が好きな映画に「カリートの道」があるのですが、アル・パチーノが死に際、仲間で最も長生きしたのは俺だ、十分やったという意味のことを口走るのですが、その倒れ方の甘さのようなものをこの投稿は思い出させました。映画の中のアルパチーノは死に、菊地さんはただ風邪をひいただけですが。笑。でも甘味成分が似ていたもので。。
あれだけの仕事をこなされているのだから疲れるのも当然だ、たまには負けてください、いや少し休めばまだまだ勝ちそうですよ、とファンとしては言いたいです。個人的には、特にN/Kあたりはこの先まだもう一段階二段階先のストーリーがありそうですぜ見たいですぜと感じております。
読み返してみて、実に凡庸で得るもののないファンメールだと思いました。18年ファンとして付き合っているのに、菊地さんが読者からどんなメッセージを欲しているのか僕にはまだわかりません。僕が極度に鈍感なのか、菊地さんが極度にミステリアスなのか。乱文失礼しました。お忙しいと思われますので返信は不要でございます。