菊地成孔(著者) のコメント

userPhoto 菊地成孔
(著者)

>>13

>>13

 イギーポップは僕も好きです。彼の表現は大体40代まで(アルバムでいうと「ブラーブラーブラー」あたり)は自傷行為そのものだったと思いますが、更に50代を超えて、現在に至る間に、「死」を武器に、若者と闘っていると思います。

 僕はストーンズには不感症(特に楽曲)なのですが、チャーリーワッツが亡くなった事に対し、世界中のロックファンは冷遇しているのでは無いか?と思うぐらい無風でしたね。

 ローリングストーンズは、ここ20年ほどは、明らかに「死」を武器にして若者と闘っています。ツートップは延命のために巨額を投じ、いろんな事をしました。それも「死」を武器にした「若者」との闘い方の一つだと思います。

 「怒れる若者たち」の代弁者としてフェームを得た音楽家には「老境をどう見せるか」という問題が立ちはだかっています。おそらくこの問題系は、20世紀初頭には生じておらず、ヒッピームーブメント以降に発生した、ファーストサマーオヴラヴのツケとして、独立した問題系だと思いますが、その意味では、昨年亡くなったマルカムマクラレンや、まだパンクごっこの自己拘束から抜けていないジョニーロットンよりも、遥かにストーンズが偉大だと僕は考えています。

No.15 11ヶ月前

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