菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

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 まああの笑、どうしようもないのは終戦直後から爆発的に増大したでしょうから(親や親戚がいつも言ってました笑)、どこにもいます。今回は、70代中盤であろう者が、60に近い者に「アンちゃん」とか言って絡む、と言う、一種の老人大国日本の風景ですよね笑、座頭市に宿場の雑魚が絡むとき、高倉健のヤクザにチンピラが絡むとき、龍が如くで主人公の任侠に脇の任侠が絡むとき、概ね20代が30代中盤に絡んだり、天井でも30代が40代に絡む程度だったはずです。

 上記は全てフィクションで、ストリートでは、一気に突破的にオヤジ狩りとかありますが、僕が遭遇した件は「癪にさわる若造が来たので威嚇する」という定型の、シルバー版だと思い、敢えて描いてみました笑。僕が知る限り、こうした場合の啖呵の応酬は「なんだよてめえ」「うるせえよ」「なんだっつうんだよ」「うっせえな放せよ」「殺すぞ」とかいうレヴェルのものが延々と続きます。片や物書きの端くれで、片や偏差値の高い、麻布開成(あるいは麻布中か麻布高)出身のご老人だったことにより、少々は楽しかったですが笑、やっぱ「やっちゃう」わけにはいきませんね笑。もし床に倒されて、2人がかりになったら、お爺さん2人でもやられちゃうと思いますし笑(路上だし、ノートブック守らないといけないし)、ケーキフォークを鼻に突き刺すというのは、行動に移せば簡単でしたが、やっぱ抑止力が働くので、口先で交わしたと思います笑。

 僕が公開しているのは「とっくに削ってるか」「オレ、鼻削るの下手だよ」という際に「高須クリニック」というワードを使えなかった事です。これは明らかに、日常的に、いかにコンプラが身に沁みているかを表しており、ため息をついています笑。

No.9 42ヶ月前

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