菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>1

 ありがとうございます!人は誰でも、興奮したら人を何らかの形で動かしますよね笑。僕が多角的なのは、作品の多角性を反映していると思います。物凄く奥行きのある映画なので。「やっぱ20世紀末は良かったなあ」とまで思いました。今、多くの人は00年代のことを思い出そうにも思い出せなくなっているような気がします。回想にも運行マップはあり、途中でコロナや震災やリーマンショックなどがあり、遮蔽物化するからだと思われますが、今はSNSなどによって、下手すると毎日、抑圧しないと耐えられないという状態の処理に当たらなければならず、今を見ることに必死にならざるを得ない人々も多いと思います。この作品は03年なので、僕がパニック障害の治療をしながら「構造と力」を作っていた時です。まだタランティーノも元気で、9 / 11という要抑圧物件をよそに、世界中が生命力を放ち続けていた時代だったように思いますね。

No.5 44ヶ月前

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