サントリーと言わず、オーチャードと言わず、クラシックのホールには「指揮者用の個室」があり、そこにはどちらも、かなり良質のバスタブとシャワーがついている。僕は演奏開始の1時間前に、バスタブに湯を張り、要するに風呂に入った。身を清めないといけない。「今年最初の演奏だから」というだけではない。
風呂から上がり、髪を乾かしてから服を着て、僕は屋上に行った、喫煙ブース、というより、屋上の一部を解放しているからである。夕方の渋谷の高層階からは何が見えるかご想像頂きたい。渋谷は今、「令和の東京再開発」のトップを走り、あまつさえ、少なくとも文化的には成功していると僕は思う。レトロ東京とニュー東京のミクスチュアセンスにはアニメや漫画の感覚が絶対に入り込んでいる。素晴らしい。
誰もいない東急Bunkamuraの屋上で、タバコを吸い、安堵でも鬱屈でもない、お気に入りのため息をついた。身体が重い、東
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>>6
いやあ流石に照明には造詣はなく、統括はできません。小柳は典型的な団塊の左翼ジジイで、この業界の重鎮でした。「どんな会場でも、同じ光にできる」というのが凄かったですね。照明はちょっと気を許すと、限りなく下品になります。(ソロイストにピンスポ当たったり)、我々がクラシックのそれとも違い、ロックやジャズのそれとも違う、ラテン音楽でもない。という事を、小柳は最初のライブから知っていたと思います。
(著者)
>>7
ありがとうございます。パンツでも脱いでいたら失礼笑、愛しています。
(著者)
>>8
それは素晴らしい聴きかたですね!半覚醒というのは夢と現実のミックスなので、まさにブニュエル的です。浜松もよろしかったら是非笑