unnyo のコメント

菊地様、こんなにも内容が深く色々と考えさせられ知識も身に付き免疫力も上がる文章を読ませて頂きましてありがとうございます。有料会員とはいえこれほどの文章をリアルタイムで読める幸せを噛みしめております。

私はフォーライフの4人ではビートたけしさんをして「南千住の東京球場の辺りの臭いがする」と言わしめた泉谷しげる派なので(泉谷さんもNWの影響受けたレコード出してますよね。ミュージシャンも陽水さん、ジュリーと重なりますよね)陽水さんのLP・CDは買った事がありませんが、今回取り上げられた曲は当時流行っていた歌謡曲として知っています。ジュリーがテレビで「背中まで45分」を歌う姿も記憶しておりますし、タモリさんが陽水さんに「川沿いリバーサイドって同じことだよね」って言ってお二人で笑い合っていたのも記憶しております。当時から不思議な歌だなとは思っていましたがそのまま流行歌として記憶の奥底へ消えていった歌たちでした。それでもリバーサイドという単語を聞くと陽水さんの声で「川沿いリバーサイド」と脳内再生されますし、ペリカンと聞いても全く同じです。その理由の一端が今回の菊池さんの分析で分かった気がしました。それにしてもガルシア・マルケスは分かりますが近松門左衛門のパンチラインには驚きました。菊地さんどれだけ守備範囲が広いのですか。近松読まなきゃと思いました。

「時をかける少女」は公開当時に劇場で2~3回見ました。その後ソフトも買って(確かベータのビデオ)何度か見返しましたが、その後見ることもなくなりました。今回菊地さんの文章を読んで何十年かぶりで見直しました。劇場でどの場面で観客が笑ったかの記憶まで蘇って来ました。当時はピュアな恋愛欲の傾きで見ていたのかな。原田さんのブルマ姿は(抑圧したのか)全く記憶になく尾美さんがハンカチを顔に押し付けるシーンは記憶にありました。

この映画の音楽は本当に大好きで素晴らしくて折に触れて「時をかける少女のサントラが松任谷正隆の最高傑作だ」と周囲に言っていたのですが松任谷さんの自伝を読んでも記載がなく、あれ?と思っていたのですが、松任谷さんの筆ではなかったのですね。今回初めて「時をかける少女」の音楽について触れている文章を読みましたが、その文章を書かれたのが菊地さんで本当に最高です。

映画という表現媒体の持つ多産性や大林監督の晩年など、本当に目からウロコで勉強になる文章で免疫力が上がります。

陽水さん特集のpenは本屋では売ってませんでした(手塚治虫特集が売ってました)のでアマゾンで注文しました(スミマセン)。本当言うと原田さんより津田ゆかりさんが好きでした。

No.5 55ヶ月前

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