ラジオのゲスト出演(アーカイブで)拝聴しました。『粋な夜電波』が放送されていたことのファンとしての意義の1つは、菊地さんがホスト仕事とゲスト仕事をきちんと分けて、それぞれをきちんとした質で行っていることを知ることができたことです(料理屋の倅として、幼い頃から現場に出ていたのだからそんなのは当たり前なことだ。という話だとは思いますが)。(僕個人的には、お恥ずかしい話、それまでそういった仕事の分類が頭に無く(笑)、ですのでたいへん勉強になりました。そういったものの見方をすると、近年のタモリさん(というか僕は『いいとも』以降の氏しか存じ上げていないのですが)がホスト仕事ばかりをされており、ゲストとしてのタモリ、がレアなことである。なども考えることが出来て面白いです。ともかく、ホストの身分、ゲストの身分にそれぞれの立ち振る舞いというものがあることを知ることができたのは、知的な嬉しさがあり、今回ご出演された番組の主題にアナロジーすると、もてなす/もてなされる際の立ち振る舞い、それ自体が男社会のなかでの教えのようなものでした。) 菊地さんの夜電波でのホスト仕事として、アナウンサーや、各分野の識者、音楽関連での共演者、尊敬されておられる筒井康隆さんを迎えられた回があり、あの田中康夫さんがゲストとして番組に出演された際にもきちんとホストの役目を果たされていたことは素晴らしく、番組もそのどれもが面白かったです(ゲストに来られたかたも気分良かったのでは?なんて想像しております)。 一方で菊地さんのゲスト仕事としてのお仕事も拝聴していてとても面白く、ゲストというのはほんの少しワイルドに……というか、ほんの少しだけホストの意に反することをするというかクロストークがあったほうが良いというか、その番組の普段からのほんの少しの逸脱があったほうが番組自体が面白くなり、それが良質のゲストの役割であり、菊地さんはそれをされておられるのだなぁ、と感じながら聞いております(この”ほんの少し”というのがポイントなのでは?と想像しております。菊地さんが今回お書きになられた、無駄に尖った毒舌家キャラじゃない、というものでしょうか)。(また、それに対してどう展開していくのか、というのもホストの実力であって、各番組のホストのその実力もわかってしまうのも面白いのですが(笑)) という聴きかたで今回ゲスト出演された番組を聞いても、やはりゲスト仕事もしっかりされておられ、ファンとして面白かったです(今年に入ってご出演された福岡FMの番組も、ウェブラジオの番組も同様に。ホストとして深町健二郎さんはしっかりされておられると感じました)。 今回の記事では作曲されたテーマ曲に関しての解説を書いてくださったこともとても嬉しく、またとても勉強になり、楽しいです(笑)。曲自体も素晴らしいです。僕はこのラジオ番組のテーマ曲を聴いたのがこの回が初めてでしたので、飛ぶ教室か……教室か……開幕であのbellが鳴ったらどうしよう……。などと思っていたらそうはならず、爽やかなファンファーレが鳴り、その後の浮遊感、でも朝ではない、というところで番組名と曲調が掛かっていることや、夜のラジオ番組の雰囲気(でも”いわゆるFM”でも民放のサブカル的な夜でもない)をつかんでいるなぁ、ソプラノのアドリブも良いなぁ、あぁモードなのか、と思ったところで予兆のあとにきちんとベルが鳴り締りがよくそして終わりへ、と、ラジオ番組のテーマ曲として素晴らしいなぁと、聞き終わって手を叩きました。その実際のところをお教えくださり嬉しく、それでも曲にかかっている魔法は解けていませんし、感動しております。
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ラジオのゲスト出演(アーカイブで)拝聴しました。『粋な夜電波』が放送されていたことのファンとしての意義の1つは、菊地さんがホスト仕事とゲスト仕事をきちんと分けて、それぞれをきちんとした質で行っていることを知ることができたことです(料理屋の倅として、幼い頃から現場に出ていたのだからそんなのは当たり前なことだ。という話だとは思いますが)。(僕個人的には、お恥ずかしい話、それまでそういった仕事の分類が頭に無く(笑)、ですのでたいへん勉強になりました。そういったものの見方をすると、近年のタモリさん(というか僕は『いいとも』以降の氏しか存じ上げていないのですが)がホスト仕事ばかりをされており、ゲストとしてのタモリ、がレアなことである。なども考えることが出来て面白いです。ともかく、ホストの身分、ゲストの身分にそれぞれの立ち振る舞いというものがあることを知ることができたのは、知的な嬉しさがあり、今回ご出演された番組の主題にアナロジーすると、もてなす/もてなされる際の立ち振る舞い、それ自体が男社会のなかでの教えのようなものでした。)
菊地さんの夜電波でのホスト仕事として、アナウンサーや、各分野の識者、音楽関連での共演者、尊敬されておられる筒井康隆さんを迎えられた回があり、あの田中康夫さんがゲストとして番組に出演された際にもきちんとホストの役目を果たされていたことは素晴らしく、番組もそのどれもが面白かったです(ゲストに来られたかたも気分良かったのでは?なんて想像しております)。
一方で菊地さんのゲスト仕事としてのお仕事も拝聴していてとても面白く、ゲストというのはほんの少しワイルドに……というか、ほんの少しだけホストの意に反することをするというかクロストークがあったほうが良いというか、その番組の普段からのほんの少しの逸脱があったほうが番組自体が面白くなり、それが良質のゲストの役割であり、菊地さんはそれをされておられるのだなぁ、と感じながら聞いております(この”ほんの少し”というのがポイントなのでは?と想像しております。菊地さんが今回お書きになられた、無駄に尖った毒舌家キャラじゃない、というものでしょうか)。(また、それに対してどう展開していくのか、というのもホストの実力であって、各番組のホストのその実力もわかってしまうのも面白いのですが(笑))
という聴きかたで今回ゲスト出演された番組を聞いても、やはりゲスト仕事もしっかりされておられ、ファンとして面白かったです(今年に入ってご出演された福岡FMの番組も、ウェブラジオの番組も同様に。ホストとして深町健二郎さんはしっかりされておられると感じました)。
今回の記事では作曲されたテーマ曲に関しての解説を書いてくださったこともとても嬉しく、またとても勉強になり、楽しいです(笑)。曲自体も素晴らしいです。僕はこのラジオ番組のテーマ曲を聴いたのがこの回が初めてでしたので、飛ぶ教室か……教室か……開幕であのbellが鳴ったらどうしよう……。などと思っていたらそうはならず、爽やかなファンファーレが鳴り、その後の浮遊感、でも朝ではない、というところで番組名と曲調が掛かっていることや、夜のラジオ番組の雰囲気(でも”いわゆるFM”でも民放のサブカル的な夜でもない)をつかんでいるなぁ、ソプラノのアドリブも良いなぁ、あぁモードなのか、と思ったところで予兆のあとにきちんとベルが鳴り締りがよくそして終わりへ、と、ラジオ番組のテーマ曲として素晴らしいなぁと、聞き終わって手を叩きました。その実際のところをお教えくださり嬉しく、それでも曲にかかっている魔法は解けていませんし、感動しております。