菊地成孔(著者) のコメント

userPhoto 菊地成孔
(著者)

>>7

 戦争論には、一般的なものでも、経済的外交の最激化したもの(オイル、領土、等々の取り合い)、宗教の相違、それと前者の複合体、が、ありますが、蕩尽理論もその一つです。貯めたもの、築き上げたものを一挙に失う祭りがないと人間は生きてゆけない、とする考え方ですね。ジョルジュバタイユは、単位面積に注がれる太陽光戦のカロリー量が高すぎる。としました。

 新し目のものでは、外交ではなく、単独の国の経済行為として考えるもので、「アメリカは戦争をしないと潰れる」とか言う、あれです。それを戯画的に描いた経済白書の形をとったイタズラ本が「アイアンマウンテン報告」です。


No.12 59ヶ月前

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