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　ソロは、ファイナルスパンクハッピー が、世界中のあらゆる方々が、「菊地とボスは別人」と、明確に認識した。と思ったら再開します。じゃないと、ビッチになっちゃうし、ビッチはまあ愛称みたいなもんだとしても、インフレーションになっちゃう。ODのことをまだ「小田さん」って思ってて、あまつさえ、クラックラックスもお好きな方がいます。それは全然構いません。カスタマーは無限に自由なんだし。

　でも、もしですよ、それが本当なら、小田朋美さん、どっかで手でも抜かない限り、倒れちゃいますよ（笑）。クラクラやって、スパンクスやって、あれやってこれもやって、２０１９年大活躍のスーパーウーマンじゃないですか（笑）。僕、クラクラにも三枝さんにもセロさんにも何の文句もないけど、この世にODがいてくれなかったら、単に小田さんの活動はビッチというより、端的にインフレーションでしょう。インフレ起こしてまで仕事するような愚か者ではないですよ小田さんは（笑）。

　お前だって花と水クラシックスとDC/PRGとsong XXで使ってんじゃんと言われたらそれっきりですけど、僕には既得権あるもん。デビューさせてフックアップしたんだから（笑）。砂金みたいに有象無象が小田さんに群がっただけでさ（笑）、ましてや、嫌がる小田さんを無理やりパワハラで誘ってるんじゃないですよ。全てのユニットで小田さんからは「やりたいです。私にやらせてください」という明確なコンセンサスとってます。

　しかも、インフレ起こさないように、ちゃんと彼女が有能に見えるように（有能だけど、見え方というものがあるでしょ）コンテンツをコントロールしてるつもりです。「はい、今月はうんと年上の菊地成孔とスパンクハッピー 、来月は若手凄腕（石若以外、特に凄腕でもないと思うけど・笑・まあそこは上手いですよね）と一緒にバンドでクラックラックス、フルアルバムが1ヶ月おきに二枚も出ます！どっちも買って。どっちも応援してね！！（あるいは「君はどっち派？」でもいいけど・笑）」って（笑）、しつこいようだけど、そんなの絵に描いたようなインフレでしょう（笑）。小田さんはそんなバカじゃないし、ODは大バカだけど（笑）天才です。サイゼで夜勤やりながら最終スパンクスだけやって、ボス君とあのクオリティのアルバム作ったんだから。

　僕自身の活動も、どんだけインフレ起こさないようにバンドをコントロールしてるか、ファンの方であれば、ご理解いただけると思います。ぺぺとDC/PRGが同じステージに立ったのは、長い歴史の中で過去1回だけです（グレートホリデー）。僕は「菊地成孔ソロ」の、あらゆる優秀さを誇りに思ってました。でも、最終スパンクスが、僕がやってると誤解される可能性がある限り、封印したんです。インフレやビッチ性の院生感情の発生も見えないワーカホリカーは単に病人だと思います。状況が変われば、「生まれた時から地獄行き」だけじゃなく、全曲やりますよ。