菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>15

 もう無いと思いますが、製薬会社の新製品チェックのバイトってありましたよね(まだあるかも知れないですが)、あれこそモルモットフェチの方に最適の副職だったと思いますね(笑)。

 「頭頭」は「口ロロ(クチロロ)」に先駆けていたというか(先日、インフルに感染したと思しき新宿ロフトで、三浦さんにひっさしぶりで会ったばかりですが)、口ロロが洒落ていたとしてもやっぱ頭頭があるからね(松本人志の口調で)。という壁として立ちふさがっていると思いますが、それ以前に、ビジュアリズム等々を、「松本人志映画作品」の先駆として評価するかどうか?というのは、「ユング」を出して以来、松本人志マニアの方、全員に指摘される論点なんですが、僕のアンサーはあっさりしたもので、「劇場用映画に対する先駆的な、非劇場作品」は、その名の通り「非劇場作品」なので、映画の第1作とはカテゴリーしていません。「先駆的」「実質的」はマジックワードで、テレビ番組そのものも映画の先駆的な、実質的な第マイナス1作としてみんなカテゴライズされてしまうので。

 ただそれは、頭頭が非常に優れている、それは「大日本人」を不甲斐ないと思うサイドが「自分たちには頭頭がある。世界中の人に頭頭を見て欲しい、なんなら大日本人のブルーレイにおまけでつけて欲しい。自分が付けても良い」とまで思わせしめるクオリティである。という事とは全く矛盾しません。情報過多による情報貧弱の問題はもう動かせないほど重く大きいものになってしまいましたが、松本人志に「頭頭」がある、ということと、ジョーダン・ピールがサタデーナイトライブのコント師上がりである。ということは、もう少し知られて良い教養だと思います。




No.16 63ヶ月前

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