菊地成孔(著者) のコメント

菊地成孔 菊地成孔
(著者)

>>2

 実際に喧嘩腰になることはないでしょうが(「マネージャングル」のように。あるいは「フリースタイルダンジョン」のように)、だんだんと今「グッドミュージックをやろう。そのためにアンサンブルをちゃんとしよう」という若い人々が増えているので、元々黒人音楽が持っていた勝負の魅了は、コンセプトとしても、アティテュードとしても持ち込もうと思います。それがオーケストラではなくスモールアンサンブルの付加価値でもあるので。

 オムスのあれはジャメイカではトースティングと言うのですが、レコードをかけて、ただその上で歌うことであって、バンド演奏によるトースティングであって、一番のびのびできるわけですね。既知の曲にラップが乗るとドキドキするので、スリリングに感じますが、トースティングはバンドもラッパーものびのびです。song-xxはラップとのスポンタニアスな凌ぎ合いがあるので、かなりスポーティーです。

No.5 68ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

ビュロー菊地チャンネル

ビュロー菊地チャンネル

月額
¥880  (税込)
このチャンネルの詳細