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【自然災害メモリアル】第361回:羽越豪雨(1967)の日 [防災]ダムの役目

2019/08/26 21:00 投稿

  • タグ:
  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND

どうも、
管理者のNDです。

08月26日は、
羽越豪雨(1967)から52年です。

この大雨は特に荒川流域と呼ばれる場所で被害が甚大となり、
日本海側でも30時間での総雨量が700mmに達するという猛烈な雨が降り続けました。

これによって、発電所などまでもが浸水する程となり、
死者も多数出ており、104人を数える大災害となりました。

国は激甚災害に認定しましたが、気象庁は顕著な災害には認定していません。
当時戦後最悪となった災害ですが、数で概ね気象庁は決めている為、
絶対数の場合はこの場合でうまく適用されないこともあるようです。
とはいえ、あくまで区分上で統計などに基づくため、割合は別として
人々の記憶に残る絶対数としてはあまり少ないということなのかもしれません。

話は戻しますが、この時の豪雨はそれまで整備されていた治水対策は全く役に立たず、
これまでの常識を超越するような形で豪雨の記録が残ったことになります。


今回は、
「ダムの役目」をテーマにお伝えします。

ダムと聞いて、一般的には貯水率を思い浮かべてこれがなくなると
水不足に陥る―― と考えている方も多いと思います。

つまり、理想は常に満水の状態をキープしなければならない――

というわけではありません。ダムは、大雨の時にも大きな役割があります。
自分も旅の過程でダムのある川を実際に見に行ったり、ダム自体をこの目で見てきていますが、
簡単な貯水率の図ではとても表しきれないぐらい広大な水が蓄えられています。

そして山と山の間に多くの場合は存在しています。湖となっているダムですが、
そのダムの水の多くはそれまでに降った雨なのです。山自体も水というのはある程度含みますが
一定量を超えると簡単に排水してしまい、川に流れ込んでしまいます。
酷ければ土石流となって山崩れも起きますが、そちらの面は今回は考えないものとして、
まず豪雨が起きると、川の水は人が介していない場所はみるみる増水します。
広範囲で起きれば起きる程脅威になりますし、何よりも近くにいれば直ちに危険です。
時間が少し経てば居住地域にまで増水し、濁流が押し寄せてくるかもしれません。
そのようなことを防ぐために、ダムは存在します。

よく、大雨が降った日はダム放流を行うといったアナウンスを聞くと思いますが、
この放流はダムを守る為でもあるのです。

雨を貯めることができるダムにも限界はあります。てっぺんまで行く頃にはダムが水圧に
耐えられなくなり、最悪鉄砲水どころの騒ぎではなくなってしまうことがあるのです。
大雨中にこの段階に至った場合は、かなり危険な状態です。
実際に去年も愛媛県ではこの状態をやむなくしてしまいましたが、
もしダムの放流をためらいつづけていたら、決壊を引き起こして逃げる間もないどころか、
広範囲で集落の数々がなくなっていた可能性だってあったのです。

いってみれば、単線駅の安全側線と同じような役割で
最終手段で豪雨中のダム放流が行われます。周囲の地域への氾濫がやむなくても
全滅するよりましとということなのです。しかし、最終判断は人が行うことですから、
どうしても矛先というのは発生しかねません。言わばその駆け引きは非常に大変なのです。

ダムの放流は河川全体を守るためにやむないことと思ってください。
どうしてもそれに文句を言うならば、住む場所を安全な場所に変えるか、
危険を感じる前の段階で早めの避難をすること、それに限ります。

ダムがある場所では、想像を絶する豪雨災害が起きた時は限界というものがあることを
決して忘れないでください。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。


明日は山口を中心に大被害を受けた、周防灘台風(1942)を紹介します。

なお、当ブロマガはどうにか予定通り8月31日を持ちまして連載終了となります。
あと少しになりますが、最後までなんとか公開時間に間に合うよう努めてまいります。
明日も是非ご覧ください。

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