どうも、
管理者のNDです。
08月22日は、
遠山地震(1718)から301年です。
この地震記録も古いものですが、死者は少なくとも50人は確実にいた大震災の一つです。
長野県内でM7.0と推定される地震、遠山川はこの地震で河道が閉塞してしまい、
後日になって決壊するという時間差の災害も発生しました。
内陸の特に中部地方という山脈と河川が多くみられる場所での地震災害は、
長野に限らず、周辺の県や天竜川などでも地震による被害が見られました。
今回は、
「未経験の災害に警戒心を持てない日本人」をテーマにお伝えします。
少しキツイタイトルではありますが、実は外国人よりも日本人は「恥ずかしさ」を持っている為、
中々自分の感情などを行動に移したがらない気質がよくあります。
ただでさえストレス社会だのなんだの言われますが、
これは、自然災害が発生した際にも比較的この問題は深刻気味に捉えないといけません。
そもそも人は、災害心理の代名詞ともいえる「正常性バイアス」によって支配されており、
五感で明らかな危険がなければ、自分の所にまさか災害は起きないと思う人がほとんどです。
確かに数十年生きていても、全く災害を経験することがなく、存在は知っていても
身をもって経験したという人は多いわけではありません。
地震よりも台風、台風よりも大雨の方が経験しやすいですが、
どこか災害を軽率に見ている人はどうしても日本に住んでいてもいるものです。
確かにどこまでもいつ起きるかわからない災害を怯えて毎日毎時暮らし続けるのは
当然やりすぎなものですが、大雨の場合は段階的な危険を知らせるシグナルが存在します。
大地震自体は、どう足掻いても突然の地震は予測困難ですが
緊急地震速報を瞬時に「危険」と認識できるかどうかというと、
やはり多くの人が「誤報じゃないかと思った」と言う人がかなりいます。
特に東京に至っては、これまで3回大地震を示唆されて3回とも誤報で終わっている為に
結構信じれていない人も多いのではないかなと懸念している面は強いです。
実際に自分でさえも、まずは強震モニタで事実かどうかの確認をしてしまいますが、
残念ながら、本物だった時はそんな余裕一つありません。
自分の地域に地震が来るとわかった段階で、すかさず身を守れるようにし、
それから情報を集めるのでも遅くはありません。
平気な態度をする人もいますが、冷静に行動できる人もいれば中には軽率していて
無意識にどこか強がっている人が多いのも事実です。
しかし、自然災害にその場の強がりなど関係ありません。ためらわず身を隠すことは
何も悪いことではありませんから、判断ミスを恐れずに行ってください。
ある意味では恥知らずになることも、正常性バイアスを克服できることなのかもしれないです。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は日本で最古の記録が残る時代で発生した、允恭地震(416)を紹介します。
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