どうも、
管理者のNDです。
07月23日は、
千葉県北西部地震(2005)から14年です。
この地震に関しては自分も非常に思い入れ深い地震の一つです。
プールの補習などを伴いながらも、夏休みに入りたてで夕方に親が外出中の時、
テレビゲームを遊ぼうとしていた時に突如として大揺れがやってきて、
人生で初めて本能的というのか、自発的に机の下へ潜ったそんな地震でした。
都会育ちの自分にとっては、これ以上の地震というのはあまり経験がなく、
そこそこの地震でも、外出中だったり夜中などの記憶があいまいな時にしかなく、
それまでには新潟県中越地震で届いた揺れが関東でもそれなりに横揺れしたことぐらいしか
記憶にはありませんでした。
この地震自体は、深さ73km・M6.0の強い地震で足立区では震度5強を観測し、
東京湾での地震以来の東京が震度5を記録する中大規模の地震となりました。
深さがあっても関東は元々揺れが伝播しやすい構造であることから結果的に
広範囲で強い揺れを観測するという事態に発展しましたが、たった一度の地震で、
しかも大が単独でつくほどではない程の規模で、
首都圏は地震による大パニックが発生しました。
まず、首都圏の鉄道は全面的にストップしたのですがそこから復旧した路線があまりにも
バラバラであったことから、地震対策への怠りがあるのかと一時的に疑問視されました。
数分で運転再開された路線があれば、2時間以上ストップした路線もあるなど、
もし平日であれば帰宅時間帯というだけに、更なる混乱が発生していた可能性もあります。
そして当時石原都知事だった東京都が騒然となったのは、大地震で参集するはずだったのにも
関わらず、地震による被害で連絡があった者を除き参集しなかった職員を叱責するという出来事も
ありました。これは、東京都職員の災害対策という名目で打って出ていたはずの役職が
危機意識が希薄であったことを露呈する事態となってしまったことが伺えます。
結局、交通マヒの発生以外にもエレベーター閉じ込めなど、多数の人が一時的とはいえ、
地震による被害を受ける形となりました。
当時は緊急地震速報もありませんでしたので、首都圏在住者は非常に多くの人が地震に怯える
一日となりました。幸いだったのは余震が少なかったことぐらいです。
ただ、実は関東では1世代に1度は必ずこのような地震に見舞われています。
この千葉県北西部地震のような地震というのは、過去にも繰り返し発生しており、
偶然にもこの3回、ほぼ25年間隔という平均発生に従う周期でM6級の海溝型地震が起きています。
もし、この法則が正しいのであれば、次は2030年頃、あと11年後にまた一度首都圏を
震度6には満たさずともそれなりの揺れを関東中心に引き起こすこととなります。
その際には、今度もその時代に沿った被害やトラブルが発生しないかが懸念されます。
今回は、
「エレベーター閉じ込めは広範囲の地震程救出は遅れる傾向」をテーマにお伝えします。
正直な話、エレベーターに限ったわけではありませんが、災害が発生した際に
より多くの人が被災すればするほど、救助者の需要がひっ迫して人員不足になるのは否めません。
都心では常にこの問題に直面すると言っても過言ではないのです。
東京が直近でエレベーター閉じ込め被害が出る程の地震になったのは、小笠原の深発地震ですが
あれでもまだ件数は少ない方だったといえます。この日も土曜日で、時間帯は夜だった為、
19000台のエレベーターが緊急停止しながらも、閉じ込めは14台に踏みとどまりました。
もし、平日で千葉県北西部地震を上回るような大地震が来たとしたら、
少なくとも1時間は閉じ込められるのを覚悟しなければなりません。
当然エレベーターを頻繁に使う人はそのリスクを念頭に置いて利用しなければならないのです。
昨今ではエレベーターが緊急停止する際に最寄りの階までどうにか移動できるような対策が
施されるようにはなりましたが、まだまだ発展の余地がある段階ではあります。
もし閉じ込められた時は、慌てずに非常ボタンを押し、それでもダメだからといって
パニックにならず、外も混線しているということを念頭に置いたうえで一旦落ち着きましょう。
閉じた空間の中ではまず、落ち着くことが第一歩です。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は岩手県で発生した、岩手県沿岸北部地震(2008)を紹介します。
管理者のNDです。
07月23日は、
千葉県北西部地震(2005)から14年です。
この地震に関しては自分も非常に思い入れ深い地震の一つです。
プールの補習などを伴いながらも、夏休みに入りたてで夕方に親が外出中の時、
テレビゲームを遊ぼうとしていた時に突如として大揺れがやってきて、
人生で初めて本能的というのか、自発的に机の下へ潜ったそんな地震でした。
都会育ちの自分にとっては、これ以上の地震というのはあまり経験がなく、
そこそこの地震でも、外出中だったり夜中などの記憶があいまいな時にしかなく、
それまでには新潟県中越地震で届いた揺れが関東でもそれなりに横揺れしたことぐらいしか
記憶にはありませんでした。
この地震自体は、深さ73km・M6.0の強い地震で足立区では震度5強を観測し、
東京湾での地震以来の東京が震度5を記録する中大規模の地震となりました。
深さがあっても関東は元々揺れが伝播しやすい構造であることから結果的に
広範囲で強い揺れを観測するという事態に発展しましたが、たった一度の地震で、
しかも大が単独でつくほどではない程の規模で、
首都圏は地震による大パニックが発生しました。
まず、首都圏の鉄道は全面的にストップしたのですがそこから復旧した路線があまりにも
バラバラであったことから、地震対策への怠りがあるのかと一時的に疑問視されました。
数分で運転再開された路線があれば、2時間以上ストップした路線もあるなど、
もし平日であれば帰宅時間帯というだけに、更なる混乱が発生していた可能性もあります。
そして当時石原都知事だった東京都が騒然となったのは、大地震で参集するはずだったのにも
関わらず、地震による被害で連絡があった者を除き参集しなかった職員を叱責するという出来事も
ありました。これは、東京都職員の災害対策という名目で打って出ていたはずの役職が
危機意識が希薄であったことを露呈する事態となってしまったことが伺えます。
結局、交通マヒの発生以外にもエレベーター閉じ込めなど、多数の人が一時的とはいえ、
地震による被害を受ける形となりました。
当時は緊急地震速報もありませんでしたので、首都圏在住者は非常に多くの人が地震に怯える
一日となりました。幸いだったのは余震が少なかったことぐらいです。
ただ、実は関東では1世代に1度は必ずこのような地震に見舞われています。
この千葉県北西部地震のような地震というのは、過去にも繰り返し発生しており、
偶然にもこの3回、ほぼ25年間隔という平均発生に従う周期でM6級の海溝型地震が起きています。
もし、この法則が正しいのであれば、次は2030年頃、あと11年後にまた一度首都圏を
震度6には満たさずともそれなりの揺れを関東中心に引き起こすこととなります。
その際には、今度もその時代に沿った被害やトラブルが発生しないかが懸念されます。
今回は、
「エレベーター閉じ込めは広範囲の地震程救出は遅れる傾向」をテーマにお伝えします。
正直な話、エレベーターに限ったわけではありませんが、災害が発生した際に
より多くの人が被災すればするほど、救助者の需要がひっ迫して人員不足になるのは否めません。
都心では常にこの問題に直面すると言っても過言ではないのです。
東京が直近でエレベーター閉じ込め被害が出る程の地震になったのは、小笠原の深発地震ですが
あれでもまだ件数は少ない方だったといえます。この日も土曜日で、時間帯は夜だった為、
19000台のエレベーターが緊急停止しながらも、閉じ込めは14台に踏みとどまりました。
もし、平日で千葉県北西部地震を上回るような大地震が来たとしたら、
少なくとも1時間は閉じ込められるのを覚悟しなければなりません。
当然エレベーターを頻繁に使う人はそのリスクを念頭に置いて利用しなければならないのです。
昨今ではエレベーターが緊急停止する際に最寄りの階までどうにか移動できるような対策が
施されるようにはなりましたが、まだまだ発展の余地がある段階ではあります。
もし閉じ込められた時は、慌てずに非常ボタンを押し、それでもダメだからといって
パニックにならず、外も混線しているということを念頭に置いたうえで一旦落ち着きましょう。
閉じた空間の中ではまず、落ち着くことが第一歩です。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は岩手県で発生した、岩手県沿岸北部地震(2008)を紹介します。
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