どうも、
管理者のNDです。
07月21日は、
嘉永熊本地震(1625)から394年です。
熊本県直下で発生した地震は、平成にあった2016年の大地震だけではありません。
この地震でも熊本城は大きな損害を受けています。
特に当時火薬庫が地震動によって爆発を起こした被害はすさまじく、
むしろほとんどがこれで亡くなっています。
死者は約50人にのぼり、規模はM5.0~6.0とされていますが、
規模の割に、比較的大きな被害になりました。
今回は、
「防災意識が低い日本だったら」をテーマにお伝えします。
今や、東日本大震災を筆頭にして防災意識が高くなっている国となり、
自治体もそれに続く形で、防災面について基礎を固めていく形になっていますが、
あとは自助という形でどうなるかという面で、非常に重要な点があります。
もし一人一人の防災意識が著しく低い地区があったら、
大震災が発生した時にどうなるのでしょうか。
まず、一番に直面するのは混乱です。地震が来るというまず想定さえなされていないと
こうなるつもりじゃなかったというあたふたさから、初動が遅れがちになります。
防げるはずだった火災の初期消火なども対応が遅れ、被害が拡大しやすくなります。
次に直面するのは避難所開設の遅れやトラブルの発生です。
これは結構大事なことで、少しの遅れが一大事になることもしばしばあります。
なんとか倒壊を免れた建物からとりあえず外に出てきたものの、真夏の暑さ、もしくは真冬の寒さに
あたりながら、避難所が開設されるまで手伝うか、待つかしないといけない状態になったとなると
避難者のストレスも溜まってしまい、結果的に「まだかよ」とトラブルに発展しやすくなります。
元々は避難所というのは、普通に全員が協力するものですがそれさえも認識していなければ、
人任せな状態が横行して、復興が進まなくなる可能性だってあります。
連鎖的に困るのは、避難所の受け入れを把握していないことです。
ペットは大丈夫かどうか、乳幼児が受け入れているかどうか、
高齢者・障がい者の受け入れ態勢はどうなっているのか、
これらをしっかり把握していなければ、いざという時に困るのは自分になります。
逆に避難所がそういう運営を曖昧にしていると、殺到した時に来てしまったからにはと、
消極的に受け入れてあっという間に、混乱でごった返してしまう事態にもなります。
避難所では回転の速さも求められますが、それ以上にちゃんと市民が正しい避難所に
行けるかどうかというのも重要です。防災意識が低いと震災が起きてから、
どこに避難所があるか探すので手一杯になってしまい、いざ避難所につけばもう安心と思いきや、
そこで直面する様々な不便さに今度は苦しめられることになります。
そして最終的に困るのは、備蓄の少なさによる災害の長期化対策不足です。
備蓄が少ない状態で最低限にも満たさない状態の人が一定数以上いると、
支援物資がそもそも届きづらくなるという欠点があります。
こうなると、避難所に残る非常食には長蛇の列が当たり前となり、
いずれはなくなると、最悪争いが始まることもあります。
食糧不足に直面する状態なんてことになれば、極めて危険な状態になります。
治安悪化を始め、栄養失調や免疫能力の低下で伝染病など、二次災害を招くことがあります。
震災で凄惨な結末になるか、思ったより何も起きずに終わるかは防災意識の高さが
かなり重要になります。建物の強度や土砂災害など不可抗力なものもありますが、
報道などでインパクトのない、地味な所では実際に被災してみないと直面できない問題というのは
かなり多く存在します。
震災をイメージし辛かったら、もし防災をしないまま大地震を迎えたらということを
考えてみると、そうならない為にこうするという考えが生まれてくると思います。
これから夏休みのシーズンですが、どういったものが必要なのか、
自由研究で防災をテーマにするのであれば、是非調べてみて下さい。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は新潟県で発生した、横田切れ(1896)を紹介します。
管理者のNDです。
07月21日は、
嘉永熊本地震(1625)から394年です。
熊本県直下で発生した地震は、平成にあった2016年の大地震だけではありません。
この地震でも熊本城は大きな損害を受けています。
特に当時火薬庫が地震動によって爆発を起こした被害はすさまじく、
むしろほとんどがこれで亡くなっています。
死者は約50人にのぼり、規模はM5.0~6.0とされていますが、
規模の割に、比較的大きな被害になりました。
今回は、
「防災意識が低い日本だったら」をテーマにお伝えします。
今や、東日本大震災を筆頭にして防災意識が高くなっている国となり、
自治体もそれに続く形で、防災面について基礎を固めていく形になっていますが、
あとは自助という形でどうなるかという面で、非常に重要な点があります。
もし一人一人の防災意識が著しく低い地区があったら、
大震災が発生した時にどうなるのでしょうか。
まず、一番に直面するのは混乱です。地震が来るというまず想定さえなされていないと
こうなるつもりじゃなかったというあたふたさから、初動が遅れがちになります。
防げるはずだった火災の初期消火なども対応が遅れ、被害が拡大しやすくなります。
次に直面するのは避難所開設の遅れやトラブルの発生です。
これは結構大事なことで、少しの遅れが一大事になることもしばしばあります。
なんとか倒壊を免れた建物からとりあえず外に出てきたものの、真夏の暑さ、もしくは真冬の寒さに
あたりながら、避難所が開設されるまで手伝うか、待つかしないといけない状態になったとなると
避難者のストレスも溜まってしまい、結果的に「まだかよ」とトラブルに発展しやすくなります。
元々は避難所というのは、普通に全員が協力するものですがそれさえも認識していなければ、
人任せな状態が横行して、復興が進まなくなる可能性だってあります。
連鎖的に困るのは、避難所の受け入れを把握していないことです。
ペットは大丈夫かどうか、乳幼児が受け入れているかどうか、
高齢者・障がい者の受け入れ態勢はどうなっているのか、
これらをしっかり把握していなければ、いざという時に困るのは自分になります。
逆に避難所がそういう運営を曖昧にしていると、殺到した時に来てしまったからにはと、
消極的に受け入れてあっという間に、混乱でごった返してしまう事態にもなります。
避難所では回転の速さも求められますが、それ以上にちゃんと市民が正しい避難所に
行けるかどうかというのも重要です。防災意識が低いと震災が起きてから、
どこに避難所があるか探すので手一杯になってしまい、いざ避難所につけばもう安心と思いきや、
そこで直面する様々な不便さに今度は苦しめられることになります。
そして最終的に困るのは、備蓄の少なさによる災害の長期化対策不足です。
備蓄が少ない状態で最低限にも満たさない状態の人が一定数以上いると、
支援物資がそもそも届きづらくなるという欠点があります。
こうなると、避難所に残る非常食には長蛇の列が当たり前となり、
いずれはなくなると、最悪争いが始まることもあります。
食糧不足に直面する状態なんてことになれば、極めて危険な状態になります。
治安悪化を始め、栄養失調や免疫能力の低下で伝染病など、二次災害を招くことがあります。
震災で凄惨な結末になるか、思ったより何も起きずに終わるかは防災意識の高さが
かなり重要になります。建物の強度や土砂災害など不可抗力なものもありますが、
報道などでインパクトのない、地味な所では実際に被災してみないと直面できない問題というのは
かなり多く存在します。
震災をイメージし辛かったら、もし防災をしないまま大地震を迎えたらということを
考えてみると、そうならない為にこうするという考えが生まれてくると思います。
これから夏休みのシーズンですが、どういったものが必要なのか、
自由研究で防災をテーマにするのであれば、是非調べてみて下さい。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は新潟県で発生した、横田切れ(1896)を紹介します。
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