どうも、
管理者のNDです。
6月21日は、
デラ台風青葉丸沈没事故(1949)から70年です。
この台風自体の死者・行方不明者は468人と非常に大きな被害になりましたが、
この台風で顕著だったのは、表題の通り青葉丸が沈没する事故を始めとする、
海難事故が多発したことでした。
このデラ台風は、主に愛媛県など瀬戸内海を襲いました。
中でも青葉丸沈没事故は、141人もの死者を出す大惨事になっています。
今回は、
「大雑把な呼びかけは無意味です!」をテーマにお伝えします。
コメントログの合間に当ブロマガを作っていたので、今回はそちらに関連したことを
交えて書こうとは思いますが、ニュースや震災などで
とりあえず「逃げろ」とか、「早く安全な場所へ!」と言っている方が
YouTubeを中心に非常に多く見られましたが、ネット上では一斉にそんなこと言われても
実はあまりいいものとは言えません。
先日の山形県沖地震では、津波注意報でした。
警報以上の部類であるならば、住んでいる家や街にさえ大きな被害をもたらす可能性のある
危険な津波なので、逃げろというのは正しいかもしれません。
津波注意報も逃げるべきものですが、本来津波注意報は、
逃げるというよりは、「離れて、近づくな!」というのが大きな意味を持っています。
極端な話、海から離れていれば標高5mの場所にでも行けば、まず被害を被ることはありません。
川の近くなどは遡上の危険がありますのでそれに限ったことではありませんが、
津波注意報以外にも、津波の条件として、M6.5~M7.0程度であれば、海底で大規模な地滑りが
起きない限りは被害を引き起こすほどの大規模な津波になる可能性は低いです。
だからこその"注意報"という、ランク的には一番下の物です。
今回の地震では、あまりにも「逃げて」、酷ければ「逃げろ」、
更に酷いものだと、「新潟と山形の人がなんでここにいるの?」とかいうコメントまでありました。
今回のタイトルで最も言いたいことなのですが、
まず、新潟も山形も全部沿岸部の島のような県じゃありません。
青森県や鹿児島県、千葉のような半島が存在する都道府県でも
都道府県単位をひとまとめにしては全く意味がないのです。
同じ新潟の小千谷市や十日町市、魚沼市はむしろ山の土砂災害に注意を呼び掛ける方が適切です。
せめて、"新潟市"と呼んでほしかったものです。その新潟市も秋葉区まで行くと内陸の方ですから
大津波警報じゃない限りは被害を及ぼすことはまずないです。
山形に至っては、鶴岡市・酒田市・遊佐町の3つしか海に面している場所はありません。
山形市はじめ、主要な市の多くにとって津波は無縁なものでしたが、
それでも「県」までつけて、「山形県のやつはさっさと逃げろ!」と書いている人がいました。
正直言って、必要以上の避難促しは逆効果になることもあります。
今回気づいた人も中にはいると思いますが、「逃げて」「逃げろ」などという言葉を
YouTubeではコメント量の抑制も込めて、途中から表示しないようにしていました。
まず、大雑把な呼びかけはやめてください。
・山形県沿岸にいる人
・酒田市の標高低い所に住んでいる人
・注意報が出ている沿岸の砂浜にいる人
せめてこれぐらい具体的になってくれたら、より自分であるという意識を伝えることもできます。
大雑把だと、貴方のコメントを見ても重要性を感じないので誰も振り向いてくれないのです。
無駄なコメントを抑制するためにも、どんなコメントで避難を促すべきか、
今回の大地震で初めて知った方は、よく考えてみて下さい。
無縁な震災でも、一つの教訓になることが必ずあります。
反省して、次に生かしていけるように、考察し、次回の行動に移せるようにしてみて下さい。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は新潟県で発生した、西蒲原地震(1670)を紹介します。
管理者のNDです。
6月21日は、
デラ台風青葉丸沈没事故(1949)から70年です。
この台風自体の死者・行方不明者は468人と非常に大きな被害になりましたが、
この台風で顕著だったのは、表題の通り青葉丸が沈没する事故を始めとする、
海難事故が多発したことでした。
このデラ台風は、主に愛媛県など瀬戸内海を襲いました。
中でも青葉丸沈没事故は、141人もの死者を出す大惨事になっています。
今回は、
「大雑把な呼びかけは無意味です!」をテーマにお伝えします。
コメントログの合間に当ブロマガを作っていたので、今回はそちらに関連したことを
交えて書こうとは思いますが、ニュースや震災などで
とりあえず「逃げろ」とか、「早く安全な場所へ!」と言っている方が
YouTubeを中心に非常に多く見られましたが、ネット上では一斉にそんなこと言われても
実はあまりいいものとは言えません。
先日の山形県沖地震では、津波注意報でした。
警報以上の部類であるならば、住んでいる家や街にさえ大きな被害をもたらす可能性のある
危険な津波なので、逃げろというのは正しいかもしれません。
津波注意報も逃げるべきものですが、本来津波注意報は、
逃げるというよりは、「離れて、近づくな!」というのが大きな意味を持っています。
極端な話、海から離れていれば標高5mの場所にでも行けば、まず被害を被ることはありません。
川の近くなどは遡上の危険がありますのでそれに限ったことではありませんが、
津波注意報以外にも、津波の条件として、M6.5~M7.0程度であれば、海底で大規模な地滑りが
起きない限りは被害を引き起こすほどの大規模な津波になる可能性は低いです。
だからこその"注意報"という、ランク的には一番下の物です。
今回の地震では、あまりにも「逃げて」、酷ければ「逃げろ」、
更に酷いものだと、「新潟と山形の人がなんでここにいるの?」とかいうコメントまでありました。
今回のタイトルで最も言いたいことなのですが、
まず、新潟も山形も全部沿岸部の島のような県じゃありません。
青森県や鹿児島県、千葉のような半島が存在する都道府県でも
都道府県単位をひとまとめにしては全く意味がないのです。
同じ新潟の小千谷市や十日町市、魚沼市はむしろ山の土砂災害に注意を呼び掛ける方が適切です。
せめて、"新潟市"と呼んでほしかったものです。その新潟市も秋葉区まで行くと内陸の方ですから
大津波警報じゃない限りは被害を及ぼすことはまずないです。
山形に至っては、鶴岡市・酒田市・遊佐町の3つしか海に面している場所はありません。
山形市はじめ、主要な市の多くにとって津波は無縁なものでしたが、
それでも「県」までつけて、「山形県のやつはさっさと逃げろ!」と書いている人がいました。
正直言って、必要以上の避難促しは逆効果になることもあります。
今回気づいた人も中にはいると思いますが、「逃げて」「逃げろ」などという言葉を
YouTubeではコメント量の抑制も込めて、途中から表示しないようにしていました。
まず、大雑把な呼びかけはやめてください。
・山形県沿岸にいる人
・酒田市の標高低い所に住んでいる人
・注意報が出ている沿岸の砂浜にいる人
せめてこれぐらい具体的になってくれたら、より自分であるという意識を伝えることもできます。
大雑把だと、貴方のコメントを見ても重要性を感じないので誰も振り向いてくれないのです。
無駄なコメントを抑制するためにも、どんなコメントで避難を促すべきか、
今回の大地震で初めて知った方は、よく考えてみて下さい。
無縁な震災でも、一つの教訓になることが必ずあります。
反省して、次に生かしていけるように、考察し、次回の行動に移せるようにしてみて下さい。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は新潟県で発生した、西蒲原地震(1670)を紹介します。
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