どうも、
管理者のNDです。
6月14日は、
兵庫雹害(1933)から86年です。
今でこそ自然災害で雹害というのは被害こそ出ても、
死者が出る程の雹害というのは、滅多に聞かないと思います。
しかし、今回の兵庫で降った雹は、直径4~5cmとゴルフボール程度の大きさです。
こんなものが空から降ってくるだけでも大変なのですが、
この時の雹害が起きた時は、なんと暴風も伴っていたと言います。
その激しく町を襲った雹害によって、死者10人に上る大きな災害となりました。
これは、気象庁の観測している中で雹害史上最悪の死者数となっています。
今回は、
「雹は命の危険が十分にあることを認識して」をテーマにお伝えします。
雹は、日本中でもよく観測されている事象で本来1cm程度のものがパチパチ降ってくる
ぐらいでも、目に当たればたかが氷の粒といえど危険な代物です。
失明する可能性も否めませんので、雹が降っている段階で即時にどこでも構いません。
屋内に緊急避難してください。せめて屋根がある所でも良いです。水田や畑などの広い場所で
他に何も見当たらない時は車の中でも構いませんし、かがんで着ている服で頭を守るなど、
命を守るためにあらゆる手段を尽くしてください。
また、2cmを超えると車などは無数の傷を作ることになってしまいます。
振る量にもよりますが、多量にバチバチと降ってきた場合は運転が困難になります。
3cmを超えてくると、時速100kmで降ってくるような雹は風が伴えば窓ガラスを簡単に割ります。
下手すれば、クルマのフロントガラスさえも破壊する可能性だって十分にあります。
高齢者に当たれば極めて危険です。頭に当たれば命を奪う可能性もあります。
5cm以上ともなると、家の屋根さえ突き破ってくる可能性があります。
もはや大量の隕石群が落ちてきたような感覚に襲われることでしょう。
尚、世界最大の雹が観測記録で残っている中で降ったのはなんと日本です。
しかも埼玉県熊谷市で、大きさは29.6cm、重さ3.4kgというもはや雹どころの騒ぎではない
サイズの巨大なものが降ってきたと言われています。
ちなみにその降雹したのが、1917年6月29日と比較的最近かつ、時期的には梅雨真っ只中です。
世界の動画で、プールや池にとんでもない水しぶきあげる動画があがっていますが、
日本でも十分起こり得るのです。当然ですがこんなものを喰らったら即死も否めません。
とにかく頑丈な建物の中どころか地下、車の中どころか車の下に身を隠すぐらいしないと
安全を確保することができないでしょう・・。
雹の特徴としては、長時間には及ばないことが多いですからとにかく長くても10分身を守れば
大雨に切り替わることが多いです。
但し、雹が降るほどの気候状態ということは大気の状態が極めて不安定です。
竜巻や落雷が発生するだけの条件も満たしているということになりますから、
雹が過ぎ去った後は、激しい落雷や突風、大雨に警戒しなければなりません。
また、豪雨は雹によって木の枝や木の葉を落とすことで、雹本体と合わせて排水溝をつまらせ、
道路冠水を引き起こすこともあります。普段浸水と縁がなさそうな場所でも排水施設が機能しないと
あっというまに道路が冠水する危険がありますので、雹は何かとセットで来るものととらえ、
複合的な災害に警戒しなければなりません。
ある意味では、竜巻と同じぐらい恐ろしい気候なのです。ハッキリ視認できるほどの雹なら
ちょっと当たっても痛いぐらいで済まないと思っておいた方が良いです。
これからの時期は、降雹に十分気を付けてください。
最後になりますが、今日は
平成20年岩手・宮城内陸地震(2008)からも11年です。
17人の死者が出たほか、ギネス記録にも残る4022galという瞬間的な地表加速度が記録されました。
また、緊急地震速報が本格的に稼働して初めての震度6強を記録した地震にもなりました。
尚、規模はM7.2と、阪神淡路に次ぐ強い規模となり、落石・土砂崩れ・土石流が多数発生し、
それに伴って死者が増えました。この1ヶ月後に別の場所で誘発とみられる大地震も起きています。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は東北を襲った明治最大の大津波、明治三陸地震(1896)を紹介します。
管理者のNDです。
6月14日は、
兵庫雹害(1933)から86年です。
今でこそ自然災害で雹害というのは被害こそ出ても、
死者が出る程の雹害というのは、滅多に聞かないと思います。
しかし、今回の兵庫で降った雹は、直径4~5cmとゴルフボール程度の大きさです。
こんなものが空から降ってくるだけでも大変なのですが、
この時の雹害が起きた時は、なんと暴風も伴っていたと言います。
その激しく町を襲った雹害によって、死者10人に上る大きな災害となりました。
これは、気象庁の観測している中で雹害史上最悪の死者数となっています。
今回は、
「雹は命の危険が十分にあることを認識して」をテーマにお伝えします。
雹は、日本中でもよく観測されている事象で本来1cm程度のものがパチパチ降ってくる
ぐらいでも、目に当たればたかが氷の粒といえど危険な代物です。
失明する可能性も否めませんので、雹が降っている段階で即時にどこでも構いません。
屋内に緊急避難してください。せめて屋根がある所でも良いです。水田や畑などの広い場所で
他に何も見当たらない時は車の中でも構いませんし、かがんで着ている服で頭を守るなど、
命を守るためにあらゆる手段を尽くしてください。
また、2cmを超えると車などは無数の傷を作ることになってしまいます。
振る量にもよりますが、多量にバチバチと降ってきた場合は運転が困難になります。
3cmを超えてくると、時速100kmで降ってくるような雹は風が伴えば窓ガラスを簡単に割ります。
下手すれば、クルマのフロントガラスさえも破壊する可能性だって十分にあります。
高齢者に当たれば極めて危険です。頭に当たれば命を奪う可能性もあります。
5cm以上ともなると、家の屋根さえ突き破ってくる可能性があります。
もはや大量の隕石群が落ちてきたような感覚に襲われることでしょう。
尚、世界最大の雹が観測記録で残っている中で降ったのはなんと日本です。
しかも埼玉県熊谷市で、大きさは29.6cm、重さ3.4kgというもはや雹どころの騒ぎではない
サイズの巨大なものが降ってきたと言われています。
ちなみにその降雹したのが、1917年6月29日と比較的最近かつ、時期的には梅雨真っ只中です。
世界の動画で、プールや池にとんでもない水しぶきあげる動画があがっていますが、
日本でも十分起こり得るのです。当然ですがこんなものを喰らったら即死も否めません。
とにかく頑丈な建物の中どころか地下、車の中どころか車の下に身を隠すぐらいしないと
安全を確保することができないでしょう・・。
雹の特徴としては、長時間には及ばないことが多いですからとにかく長くても10分身を守れば
大雨に切り替わることが多いです。
但し、雹が降るほどの気候状態ということは大気の状態が極めて不安定です。
竜巻や落雷が発生するだけの条件も満たしているということになりますから、
雹が過ぎ去った後は、激しい落雷や突風、大雨に警戒しなければなりません。
また、豪雨は雹によって木の枝や木の葉を落とすことで、雹本体と合わせて排水溝をつまらせ、
道路冠水を引き起こすこともあります。普段浸水と縁がなさそうな場所でも排水施設が機能しないと
あっというまに道路が冠水する危険がありますので、雹は何かとセットで来るものととらえ、
複合的な災害に警戒しなければなりません。
ある意味では、竜巻と同じぐらい恐ろしい気候なのです。ハッキリ視認できるほどの雹なら
ちょっと当たっても痛いぐらいで済まないと思っておいた方が良いです。
これからの時期は、降雹に十分気を付けてください。
最後になりますが、今日は
平成20年岩手・宮城内陸地震(2008)からも11年です。
17人の死者が出たほか、ギネス記録にも残る4022galという瞬間的な地表加速度が記録されました。
また、緊急地震速報が本格的に稼働して初めての震度6強を記録した地震にもなりました。
尚、規模はM7.2と、阪神淡路に次ぐ強い規模となり、落石・土砂崩れ・土石流が多数発生し、
それに伴って死者が増えました。この1ヶ月後に別の場所で誘発とみられる大地震も起きています。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
明日は東北を襲った明治最大の大津波、明治三陸地震(1896)を紹介します。
コメント
コメントを書く