どうも、
管理者のNDです。
5月23日は、
北但馬地震の日(1925)から94年です。
この地震は、関東大震災の2年後に発生した大震災の一つです。
東の震災を聞きつけて安心だとばかり思っていた関西にも、わずか2年後に大地震が襲いました。
但馬は兵庫県の北部にあたる場所で、現在の地震活動からすると全くそのようなイメージが
わかないような場所ですが、ここらで起きた地震の影響で、死者は428人に上りました。
明治時代の東京と違って、そこまで大都会でない場所で起きてこの人数ですから
十分な被害に遭ったことは想像に容易いです。
この地震は、兵庫県北部でM6.8という規模でした。この地震も関東大震災と同じく、
火災で市街地が広範囲に焼け、家屋などが焼失する事態となりました。
近畿北部の大地震は、この地震の2年後に今度は3月7日の北丹後地震へと続きます。
こちらは死者3000人近い大震災と言っても過言ではない規模の大地震となっていますが、
この北但馬地震も2016年の熊本地震以上に死者が出ていますから、
忘れられてはいけない震災の一つとなります。
今回は、
「PTSDのリスクは被災者だけじゃない」をテーマにお伝えします。
数年前から数十年前の大震災でも、時としてその時を思い出すPTSDは
それなりに有名ですが、多くの場合はその場の被災地の人がこの精神的病を発症します。
非常にデリケートな要素もあるので、PTSDは発症すると非常に厄介なものになります。
主にうつ病やパニック障害といった、想像に容易い症状を併発しますが、
実はこの病気は必ずしも、被災者ばかりが発症するわけではありません。
この病気、救援者にも発症するリスクが存在するのです。
頼りともいえる、国の自衛隊や警察・消防などといった人たちは、
震災が起きてこのリスクと関わっていかなければなりません。
東日本大震災やスマトラ沖地震などでは、大津波による大量の遺体を発見した人などは
いくら心が強い人でも、何かしらのトラウマやショックというものは出てきます。
良くてあまり気にしないぐらいの人もいるでしょうが、人間である以上は
やはり凄惨な光景が現実であることを認識すると、大きなダメージを受けることがあります。
特に高齢者や、他人思いの方はかなりの心労を招きます。
更に、被災地に関わってもいないいわゆる「傍観者」さえも、PTSDを発症することがあります。
過去に震災経験がなくても、テレビなどの生中継などで、被災地の映像を長時間視聴すると、
突発的に腹痛や頭痛を訴え始めたり、不眠になってしまうなど、
俗にいうトラウマを作られてしまうこともあります。
子供などを中心にこれらの映像は注意が必要です。
情報を仕入れるにはテレビやラジオは必要不可欠ですが、
時としてショッキングな映像が知らず知らずのうちに心労を与えていることもあります。
尚、当放送もそういうことにデリケートな人は、あまり視聴されない方が良いです。
かえって情報を見て不安になる人や、警報音を新たなトラウマとして作らせてしまう――
そんなことにはしたくないですが、視聴することによってそういったものを生じてしまいます。
一応当放送を大々的にしてまで宣伝しない意図としては、
その方への配慮というのも僅かながらあります。
何はともあれ、一度大きな震災になるほど、PTSDを発症するリスクを持つ人は
多くなることを忘れないでください。被災地に限らずそれに関わる人すべてに
被災者までには至らずとも、気を付けるようにはしてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
5月23日は、
北但馬地震の日(1925)から94年です。
この地震は、関東大震災の2年後に発生した大震災の一つです。
東の震災を聞きつけて安心だとばかり思っていた関西にも、わずか2年後に大地震が襲いました。
但馬は兵庫県の北部にあたる場所で、現在の地震活動からすると全くそのようなイメージが
わかないような場所ですが、ここらで起きた地震の影響で、死者は428人に上りました。
明治時代の東京と違って、そこまで大都会でない場所で起きてこの人数ですから
十分な被害に遭ったことは想像に容易いです。
この地震は、兵庫県北部でM6.8という規模でした。この地震も関東大震災と同じく、
火災で市街地が広範囲に焼け、家屋などが焼失する事態となりました。
近畿北部の大地震は、この地震の2年後に今度は3月7日の北丹後地震へと続きます。
こちらは死者3000人近い大震災と言っても過言ではない規模の大地震となっていますが、
この北但馬地震も2016年の熊本地震以上に死者が出ていますから、
忘れられてはいけない震災の一つとなります。
今回は、
「PTSDのリスクは被災者だけじゃない」をテーマにお伝えします。
数年前から数十年前の大震災でも、時としてその時を思い出すPTSDは
それなりに有名ですが、多くの場合はその場の被災地の人がこの精神的病を発症します。
非常にデリケートな要素もあるので、PTSDは発症すると非常に厄介なものになります。
主にうつ病やパニック障害といった、想像に容易い症状を併発しますが、
実はこの病気は必ずしも、被災者ばかりが発症するわけではありません。
この病気、救援者にも発症するリスクが存在するのです。
頼りともいえる、国の自衛隊や警察・消防などといった人たちは、
震災が起きてこのリスクと関わっていかなければなりません。
東日本大震災やスマトラ沖地震などでは、大津波による大量の遺体を発見した人などは
いくら心が強い人でも、何かしらのトラウマやショックというものは出てきます。
良くてあまり気にしないぐらいの人もいるでしょうが、人間である以上は
やはり凄惨な光景が現実であることを認識すると、大きなダメージを受けることがあります。
特に高齢者や、他人思いの方はかなりの心労を招きます。
更に、被災地に関わってもいないいわゆる「傍観者」さえも、PTSDを発症することがあります。
過去に震災経験がなくても、テレビなどの生中継などで、被災地の映像を長時間視聴すると、
突発的に腹痛や頭痛を訴え始めたり、不眠になってしまうなど、
俗にいうトラウマを作られてしまうこともあります。
子供などを中心にこれらの映像は注意が必要です。
情報を仕入れるにはテレビやラジオは必要不可欠ですが、
時としてショッキングな映像が知らず知らずのうちに心労を与えていることもあります。
尚、当放送もそういうことにデリケートな人は、あまり視聴されない方が良いです。
かえって情報を見て不安になる人や、警報音を新たなトラウマとして作らせてしまう――
そんなことにはしたくないですが、視聴することによってそういったものを生じてしまいます。
一応当放送を大々的にしてまで宣伝しない意図としては、
その方への配慮というのも僅かながらあります。
何はともあれ、一度大きな震災になるほど、PTSDを発症するリスクを持つ人は
多くなることを忘れないでください。被災地に限らずそれに関わる人すべてに
被災者までには至らずとも、気を付けるようにはしてください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
コメント
コメントを書く