どうも、
管理者のNDです。
4月23日は、
広尾沖地震(1962)から57年です。
M7.1の地震が発生し、道路で顕著な崩落が2箇所発生するなど、インフラ関係には
それなりの被害が出ましたが、この地震は390gal以上という地表加速度を観測していながら
人的被害や家屋の被害は少なく、終わっています。
尚、この地震を機に十勝岳が活発化し出しました。
今回は、
「地震から受ける影響はどんなもの?」をテーマにお伝えします。
ある一つの地域で大地震が発生した後に、その後どのような地震の影響を受けるのかを
簡単に紹介します。また、よく言われる説は基本的に発生せずに終わる可能性が高いものが
意外と多いものですが順番に説明していきます。
まず、大地震が発生した後はほぼ確実に余震は発生します。
現状では、同規模程度の地震が1週間程度注意しなければならないとして
呼びかけがなされると思います。 しかし、地震の活発度は起きた地震のメカニズムに応じて
非常に幅広い為に、起きると言っても非常に活発になるか、
すんなり沈静化するかは、その時が過ぎるまでわかりません。
活発な例を見ると、熊本地震や新潟県中越地震があります。
逆にすぐに鎮静化した例としては、阪神淡路大震災や長野県神城断層地震は比較的早いうちに
沈静化しています。
このように同規模程度の地震が起きていても、活発さがけた違いに多くなることもありますので
必ずしも規模に比例して地震活動が活発化しない点に注意してください。
ただし、内陸でM5.5以上の地震が浅い震源で起きる場合はほとんどのケースで
1度は有感の余震を伴っているとされています。
沖合の地震では、必ずしもそうとは限りませんが、浅い震源であれば同様です。
地震の影響を受けることとしては、現状緊急地震速報を受けるなどすれば
鉄道などのインフラは安全のためにほぼ必ず一時的でも運転が中止されます。
ダイヤの乱れなど、都市圏では中規模程度の地震でも影響を受けることにはなりますので
その点は注意が必要です。大きな地震になると、鉄道に限らず交通全般で規制がかかって
しまいます。
そして逆に、地震が起きたからと言って必ずしも起こらないケース、
こちらの方がむしろ読んでもらいたいのですが、
まず、大地震が起きたからと言ってすぐ近くの地震が誘発されることはまず稀です。
そんなに大地震が起きるたびに他の地震を誘発していたら、この世界は大地震だらけで
今以上に怯えた生活をしなければならなくなってしまいます。もう少し地球を信用してみて下さい。
また、火山の噴火についてですが、大地震を受けると火山活動が活発化するという事例を
よく耳にすると思います。3.11の時もM9.0以上の超巨大地震が起きるとこれまでの事例で
必ず4年以内に噴火していた―― と言われていますが、日本ではせいぜい西之島が噴火した
程度に踏みとどまっています。
また、東海地震後に富士山が噴火した事例もありますが、全ての東海地震が富士山の活動を
活発化させたかというと、それは嘘になります。
昭和には東南海地震こそ起きていていますが、別に近くの火山で噴火した事例はありません。
他にも、台風が来ると震災が起きやすいなどと言った根拠のない諸説が飛び交っていますが、
科学的に証明されていないものも多いので、自然災害の事象はいつ何時も
一定の可能性で起こり得るということを大前提に捉えておく方が、
無駄に不安にならず、逆に無駄に怠りすぎずに済みますから、
災害事象を意識する面ではこの辺りに十分注意してください。
同様によく言われるのが、
バヌアツなどで大地震が起きると「バヌアツの法則」―― とか抜かす人もいます。
もちろんですが、この地震が起きたからと言って日本には必ずしも影響はありません。
というか、むしろ影響があったら地球中で大地震が連鎖的に起きてしまいます。
数十パーセントどころか、数パーセントにも満たないのでたまたま偶発的に事象が
連続して起きたところですぐに信じ込んでしまうのは良くない認識です。
惑わされないように注意してください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
4月23日は、
広尾沖地震(1962)から57年です。
M7.1の地震が発生し、道路で顕著な崩落が2箇所発生するなど、インフラ関係には
それなりの被害が出ましたが、この地震は390gal以上という地表加速度を観測していながら
人的被害や家屋の被害は少なく、終わっています。
尚、この地震を機に十勝岳が活発化し出しました。
今回は、
「地震から受ける影響はどんなもの?」をテーマにお伝えします。
ある一つの地域で大地震が発生した後に、その後どのような地震の影響を受けるのかを
簡単に紹介します。また、よく言われる説は基本的に発生せずに終わる可能性が高いものが
意外と多いものですが順番に説明していきます。
まず、大地震が発生した後はほぼ確実に余震は発生します。
現状では、同規模程度の地震が1週間程度注意しなければならないとして
呼びかけがなされると思います。 しかし、地震の活発度は起きた地震のメカニズムに応じて
非常に幅広い為に、起きると言っても非常に活発になるか、
すんなり沈静化するかは、その時が過ぎるまでわかりません。
活発な例を見ると、熊本地震や新潟県中越地震があります。
逆にすぐに鎮静化した例としては、阪神淡路大震災や長野県神城断層地震は比較的早いうちに
沈静化しています。
このように同規模程度の地震が起きていても、活発さがけた違いに多くなることもありますので
必ずしも規模に比例して地震活動が活発化しない点に注意してください。
ただし、内陸でM5.5以上の地震が浅い震源で起きる場合はほとんどのケースで
1度は有感の余震を伴っているとされています。
沖合の地震では、必ずしもそうとは限りませんが、浅い震源であれば同様です。
地震の影響を受けることとしては、現状緊急地震速報を受けるなどすれば
鉄道などのインフラは安全のためにほぼ必ず一時的でも運転が中止されます。
ダイヤの乱れなど、都市圏では中規模程度の地震でも影響を受けることにはなりますので
その点は注意が必要です。大きな地震になると、鉄道に限らず交通全般で規制がかかって
しまいます。
そして逆に、地震が起きたからと言って必ずしも起こらないケース、
こちらの方がむしろ読んでもらいたいのですが、
まず、大地震が起きたからと言ってすぐ近くの地震が誘発されることはまず稀です。
そんなに大地震が起きるたびに他の地震を誘発していたら、この世界は大地震だらけで
今以上に怯えた生活をしなければならなくなってしまいます。もう少し地球を信用してみて下さい。
また、火山の噴火についてですが、大地震を受けると火山活動が活発化するという事例を
よく耳にすると思います。3.11の時もM9.0以上の超巨大地震が起きるとこれまでの事例で
必ず4年以内に噴火していた―― と言われていますが、日本ではせいぜい西之島が噴火した
程度に踏みとどまっています。
また、東海地震後に富士山が噴火した事例もありますが、全ての東海地震が富士山の活動を
活発化させたかというと、それは嘘になります。
昭和には東南海地震こそ起きていていますが、別に近くの火山で噴火した事例はありません。
他にも、台風が来ると震災が起きやすいなどと言った根拠のない諸説が飛び交っていますが、
科学的に証明されていないものも多いので、自然災害の事象はいつ何時も
一定の可能性で起こり得るということを大前提に捉えておく方が、
無駄に不安にならず、逆に無駄に怠りすぎずに済みますから、
災害事象を意識する面ではこの辺りに十分注意してください。
同様によく言われるのが、
バヌアツなどで大地震が起きると「バヌアツの法則」―― とか抜かす人もいます。
もちろんですが、この地震が起きたからと言って日本には必ずしも影響はありません。
というか、むしろ影響があったら地球中で大地震が連鎖的に起きてしまいます。
数十パーセントどころか、数パーセントにも満たないのでたまたま偶発的に事象が
連続して起きたところですぐに信じ込んでしまうのは良くない認識です。
惑わされないように注意してください。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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