どうも、
管理者のNDです。

3月18日は、
肥後八代落雷(1672)から370年です。


これまでに発生した一発の落雷で何人が一度に死亡したニュースを聞いたかご存知でしょうか?
といっても、もっと広い範囲で見ればこの肥後八代落雷以上のものはあるかもしれませんが、
この肥後八代落雷はたった一発で48人が死亡したといっても良い落雷です。

その内訳としては、八代城に落雷したことが原因です。
落雷で、第一・第二天守閣をはじめ、櫓や家屋などまで炎上、焼失しました。
このような痛ましい事故は割と稀な部類で、落雷の一つがここまでの事故になることは
正直言うと多くはありません。
特に現代では、落雷の対策はかなり進んでいて、避雷針などに設置されるなどしていれば
滅多に火災が起きることもありません。あって森林火災などになります。
雷は時に恐ろしいほどの威力を備えますが、ある意味では冬の一発雷だからこそということも
あります。春雷は冬の雷とはまた少しメカニズムが異なりますが、夏よりはエネルギーが高い空こそ
恐れるのであれば、今の時期の雷はまだ気を付けておく方がよいかもしれません。


今回は、
「兆候は自分の感覚でわかる?」をテーマにお伝えします。

落雷など、急な気候変動は人間にもわかるような野生の勘とも言うべき、
むしのしらせがあります。
肌で生温い風を直接感じ取る、
目で見る怪しい雨雲の存在が明らかにこちらに近づいている感覚、
耳で聞く、突然雷鳴が聞こえ始めたり、嫌に一瞬静けさの後に風が強くなる木々の騒ぎ、
鼻で感じる、湿り気を感じる生臭いとはまた少し違う雨の気配のにおいなど、
五感のうち、味覚以外で感じられるのが気象です。

人も急激な気候変動には割と敏感になれますので、
一度夕立や、突然のゲリラ雷雨を外で経験したことがある人はその時の感覚を
忘れないようにするといいかもしれません。

尚、雹が降り出す時などは突然であることが多いです。すぐ近くまで天候が悪い状態に
なっていることもありますから、落雷や急なモクモクした黒い雨雲など、春にしては
異変を感じるような雲を見かけたら、この時期は春雷に十分注意してください。

基本的に落雷は、屋内にいればほとんどの場合は安全です。
ただし、木の下に隠れるなどすることは危険ですから、ちゃんと人工物の中に逃げてください。
流石に公園の公衆トイレだと湿っていたり雨が吹き込んでくることもあって、
あまり良い逃げ道ではありませんが、周囲に何もなく、木々が多い公園などでしたら
やむを得ない手段の一つとして逃げ込むことは決して悪くはないと思います。

当然ですが、夏の気候ではこの戦法が全然取れますので、
天気の急変は、正直な所、コンピューターの気象状態など、レーダーを見るよりも
自分の感覚を信じる方が強いことがあります。自分の感覚を信じてみてください。
ただし、近くを通り過ぎて無事なこともあります。ちょっと雨が降ってそれっきりなら、
むしろそれはラッキーだったとみてとらえると良いでしょう。

ちなみに、ゲリラ豪雨という名前のように雨のレーダーで捉えられず、
今まさに急発達している雨雲程、落雷・竜巻・雹などの危険性は増します。
その点については、地震と似たような危険が伴いますので、なんでもデータを信用することは
あまりよろしくないことを知って頂ければ幸いです。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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