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【自然災害メモリアル】第147回:日本国内史上最低気温観測(1902)の日 [防災]冬の電力需要ピーク

2019/01/25 21:00 投稿

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  • シリーズ:自然災害メモリアル
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  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

1月25日は、
日本国内史上最低気温観測から117年です。


北海道旭川市に残っている観測史上最低の記録である-41.0度は、
前日の低温災害でもわかるとおり、日本では極めて異例な低温となります。
いくら雪国でもここまで寒くなると、もはや環境が変わってしまいます。
ちなみに、-50度になると「星のささやき」という現象が見られるようになりますが、
国内では、この史上最低気温が117年間破られていない辺り、今後も見ることができません。

今回は、
「冬の電力需要ピーク」をテーマにお伝えしていきます。

冬の意外な懸念材料なのが電力不足です。先日紹介した38豪雪同様の大寒波が襲来した時には、
電力の使用状況が異常逼迫することがあります。
丁度去年の今頃に、東京電力の需要が電力使用率99%に達する見込みがありました。
これは安定した供給が難しくなる危険なラインで、一歩間違えれば大停電も否めないのです。
この時は電力融通を他社から受けるなどして危機的状況を乗り越えましたが、
供給力には限界があり、ひどい場合は大雪の災害影響が発電所に及ぶこともゼロとは言えません。
尚、太陽光パネルに雪が積もるとソーラー発電は滅法弱くなります。普段晴れが多い地域では
太陽光発電ができなくなって供給が減るおそれもあります。夏によく騒がれる電力不足ですが、
電力で暖が取れる今の世代では、都市部だと逆に冬のほうが逼迫しやすいのです。
また、暖房需要はその時急激に上がるのと、
部屋の保温性がかなり優れていなければ、温度を備蓄することも難しい為に、
防災の観点からは、電力確保は難しい要素があります。
都会だと灯油禁止の集合住宅も多いですから、自分はガスで賄うということも効きません。
寒波の襲来が1日や2日で終わらない場合、ピーク時間帯になる度に節電が要請されるので、
辛い局面に立ち会うことも多いです。

この対策としては、なるべく多くの人と一緒に過ごすことで個別の電力需要を減らすのが
有効な策ではあります。家にひとりで過ごすぐらいなら、図書館や漫画喫茶に避難することで
需要を抑えることが可能です。
また、ピーク時になる前からある程度部屋を暖めておくことで、夕方に帰ってきた時に
フルパワーによる瞬間的な需要増加を和らげることが可能です。
部屋に一日居たい人であれば、慢性的には需要が高いですが、瞬間的なピークの緩和には有効です。
尚、冬場は朝よりも、帰宅した社会人が部屋の暖房を付ける夕方18時前後が通常のピークです。
夏は基本気温と同じような需要グラフに対し、冬場は昼に一旦落ち着くというのが特徴です。
当然ですが、照明による需要も夕暮れから増すのである意味では需要の増加が重なります。

寒い日が予測される時は、夕方から夜にかけては電力需要に注意し、
節電志向を強めてみると良いです。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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