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【自然災害メモリアル】第133回:滋賀県南部地震(1990)の日 [防災]整理整頓は防災を兼ねる

2019/01/11 21:00 投稿

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  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

1月11日は、
滋賀県南部地震から29年です。


滋賀県南部の地震は、気象庁の記録上では総じて少なく、
今回の地震もM4.9と決して強くない規模の地震でしたが、
奈良県で震度4を観測し、さらに京都市内では被害が生じるなど、
割とこの規模で侮れない地震でありました。しかし、地震の深さは18kmで、
この地域の地殻上層部で発生する地震としては最も深い方に位置するようです。
局地的な被害が多い中で、この深さかつこの規模でも僅かな範囲とはいえ、
隣県に被害が及んでいるのは、この地震の特筆的な部分ともいえます。

今回は「整理整頓は防災を兼ねる」をテーマにお伝えします。

火災対策の時などでも度々伝えてはいますが、防災の面においては総合的にしっかりと
整理整頓しておくことはそのまま防災に繋がることも多いです。
例えば、薬や応急処置系の道具などは、ちゃんと同じ場所にしまっているようにしておくと
とっさの時に必ず役に立ちます。
消毒液や絆創膏などはもちろん、マスクや口内炎の薬など、些細なモノに至るまで
整理をしっかりしておくと、大地震で家がめちゃくちゃになっても、あの棚の中にあったはずと
目処をつけて探す時間だけでなく、危険な屋内にいるリスクを減らすことができるようになります。

また、おいて置く位置をしっかり決めておくことで、懐中電灯の位置もすぐにわかります。
携帯の予備バッテリーなども小物入れなどを入れるように取っておくとよいでしょう。
また、鋭利なもの(例:画鋲)などは、地震などの揺れが来ても安易に散乱しないような
ものの中に入れて、地震後のリスクを抑えてください。

食器棚では、重い食器やガラス系のものは一番下に置いて
凶器とならないようにしておきましょう。上には味噌汁で使うようなお椀や、
サラダに使うような木製の皿とか、箸、プラスチックのコップといったものを置いておきましょう。
もちろん、食器棚には開放防止の為にあると良いですね。スペースがあまったらスポンジや
台布巾などといった、柔らかいキッチン用品を一緒に入れておくなどすると、
合わせてリスクを抑えられます。

逆に、部屋に本やゲーム器などを出しっぱなしにしているとただでさえ、
踏んで怪我をしそうな状態に、輪をかけてリスクを高めてしまいます。
小さなお子様ならともかく、PCを利用しているぐらいの年齢層で床に物が散乱した
豚小屋は防災面としても意味がありません。
たまに「元々物が散乱しているから、地震が来ても一緒」などという奇想天外な発言を
される人もいますが、全く違う環境になります。ちゃんと片付けましょうね。

今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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