どうも、
管理者のNDです。

1月3日は、
舘岩村雪崩から14年です。


福島県で起きた国道352号線に流出した雪崩災害です。
この雪崩で、その国道を走っていた車が1台巻き込まれました。
しかし、中にいた運転手は自力で脱出し、人命は無事でした。

このような雪崩災害は冬の積雪地帯なら日常的にいつ起こってもおかしくありません。
ちょっとした気候の変動ですぐに発生しうる、小中規模の雪崩に注意が必要です。

今回は、
「なだれ注意報」をテーマにお伝えしていきます。

まず、最初にお伝えしておきたいのですが、"なだれ"には警報は存在しません。
雷や低温などと同じで、注意報で十分効力のあるもので、さらに特記事項がある場合は
気象庁が発表する情報に特記事項や付加事項として記載されます。
過去には大きな災害を引き起こしたこともあるなだれですが、
警報の存在する重大な災害群と比較すると、そこまで大きな被害をもたらすことはなく、
かつ限定的なものが多いです。

しかし、そんな雪崩も注意報が出た時は結構注意が必要になります。
主に北国の山間部を通る道路や鉄道は、この情報を大きな基準としていて、
もし発表されると、長期的な不通・通行止めが発生することもあります。

尚、なだれ注意報が発表される基準は一つの参考になります。
例えば北海道札幌市では、
24時間の降雪が30cm以上だった場合か、
積雪深50cm以上でその日の平均気温が5度以上と見込まれる場合に発表されます。

このように、大雪注意報などとはまた基準がわずかに変わるのが特徴です。
なだれ注意報が発表されている時は、そのまま雪崩が発生しやすい気象条件ですので
急斜地や山間部を通る道路を走行することをまず避けるようにしましょう。
やむをえず通行するときは、気候が安定している時に通るようにしてください。

尚、地震が発生したり火山で雪が積もっている時に噴火した場合などは特殊なケースになりますが、
基本的にこれまでに積もった雪が一気にエネルギー解放として襲い掛かってくるので、
更に恐ろしいケースになります。地震では土砂災害・土石流の災害をより大きくしたり、
川の増水が発生することがあり、注意報が発表されていなくても危険な状態においやられることが
あります。
この話はまたいずれ、説明しますが冬の災害は雪崩が主要ともいえます。
レジャー時は十分に注意してください。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
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