どうも、
管理者のNDです。
12月07日は、
昭和東南海地震から74年です。
死者1223人、規模はM7.9という大規模な自然災害で、
最早この震災を知らない人は今のご時世でもいないといってもいいぐらいの有名な大震災です。
戦時戦後四大地震の一つとしても数えられています。
この地震は三重県南東沖(熊野灘)を震源とする地震で、
当時最大階級となる、震度6を静岡・長野・愛知・三重の広い範囲で観測し、
揺れは、東北南部までと、北海道旭川市や渡島森町でも震度1の記録が残っています。
更に東京都内では、長周期地震動が30~40分にわたって続きました。
当時は高層ビルなどはありませんでしたが、平成以降の世代でまたこの東南海地震が再来すれば
関東地方も明らかに他人事ではないことが想定できます。
そして、ほぼM8クラスの規模が沖で起きたことで、大津波も発生。
広範囲で襲来し、三重県尾鷲市では9mに及ぶ高さを記録し、特に第一波後、
油断した住民が家に荷物などを取りに行く間に第二波以降の津波で巻き込まれ亡くなったという
被害報告もあります。尚、津波は約15~20分で到達したと言われています。
和歌山でも5mで大きな被害を受けています。
静岡県の御前崎市では、津波の高さこそ2.5mでしたが5分後に湾の潮が引き、
5度にわたって津波が襲来しています。しかも最大波は第3波でした。
唯一、伊勢湾では津波被害が少なかったなど一部免れた地域もあったと言えます。
ちなみに当初は「遠州沖大地震」と呼ばれていたこともあるそうです。
当時は戦時中の諸事情もあり、現在の名前が定着しました。
戦時中におけるという状況で報道規制も激しく、よりにもよって
この地震が起きた翌日は真珠湾攻撃から3年ということもあって、
東南海地震の記事は相当な情報規制をされていました。
(地震記事は、これだけの震災にも関わらず、ほんの数行という情報量)
当時は国がマスコミを支配していた他ならない状態で
戦意高揚に繋がる情報以外はほとんど出回らなかったとされています。
このことから、封印された大震災などと呼ばれることもあるそうです。
全国に情報が全く行き渡らなかったことから、皮肉にも孤立無援という状態が愛知県内では
生まれてしまっています。愛知県は、この後年明けには三河地震にも襲われることになり、
東海地方は昭和の戦争時代で、最も自然に不遇な環境を作らされたといっても過言ではないです。
尚、海外の地震計にもこの地震の記録は克明に残されており、
世界でも日本での大地震発生は確実視されていました。今となっては大地震の情報規制には、
果たして有意義になったのか、地元民にとってはこれ以上ない疑問と
不信感が残ったことだとは思います。
さて、"12月7日"という日はこれ以外にも複数地震災害が起きています。
1812年では、文化神奈川地震が発生し、南関東で被害が起きています。規模はM6.25ですが
神奈川県を中心に多数の死者が出て、品川でも家屋被害の記録が残っています。
1833年には、庄内沖地震が発生、死者40~130人程度と推定され、こちらは
山形県よりも石川県輪島市で津波被害を受け、少なくとも47人が溺死しました。
そして2012年には、記憶に新しい、三陸沖地震が発生しています。
強震モニタの最大振動レベルの話題でいつも出てくるのがこの地震ですね。
最大振動レベルは4715を記録していて、この値が自分の知る限り、
東日本大震災の数ヶ月後に振動レベルの概念が作られた
k-watch24h様の強震モニタリリースから、最も高い値を記録しています。
例のコレ。 ↑ここに"振動レベル4715"と書かれています。
注:この画像はよくある100の質問(後編)の使いまわしです
今回は、
「情報の影響力」をテーマにお伝えしていきます。
どの大震災にも言えることで、日本の状況は結構な頻度でメディアに左右されます。
特に大地震が起きた時の情報需要はパンクする程、高くなります。
故に、情報が不完全なまま出回ることも多く、
ある意味、情報の入手の仕方を可視化すればバーゲンセール会場のようなごった返し状態です。
ネットでサーバーパンクして落ちたり、
電話の回線混雑は可視化できない意味でその状況がつかめず、
日頃ストレスをためる人もいますが、それぐらいすごい需要になるのです。
しかし、時として何かの理由で情報規制がかかることがあります。
流石に今のご時世で国が災害時に情報規制をすることは相当な状態にでもならない限り、
ないと思いますが、停電でもないのに情報が入らなくなるといった隠蔽はよくあります。
悪い例としては、東日本大震災の福島原発の非常事態をありのままでは伝えられなかったのも、
一つの例です。国の上位機関でさえ、事の重大さがあまりに大きければ、
報連相ができなくなることが隠蔽や利得を考える人間という生き物である以上、考えられます。
状況は色々ありますが、正しい情報が停滞すると当然のように出回るのは憶測・推測です。
つまり、本当ではない個人の考えが世に出回ります。しかもその速さは災害時だと
本当に迅速になります。これはメディアの性質上、嫌でも注目が集まるからです。
この情報がパンクする程あるともいえる現代では、ある意味昭和以上に危険な状態です。
これまでにも似たような記事でお伝えしてきましたが、
災害時の情報入手は正しく行ってほしいです。特に当放送でも、稀に自分が間違っていることを
気付かずに自信満々でコメントをしている人が見受けられます。
気軽な情報提供をしていいのは、自分の目や耳の確かな事実にできるだけ限ってほしい所です。
先日では、地震情報を緊急地震速報の情報と混同して扱う人もいて、対処に苦労します。
また、Hi-netの情報は国の機関の一つではありますが、「地震情報」として書かないでください。
これらは、気象庁の公式記録ではありません。
尚もっと酷いものになると、想定マグニチュードを今回起きた地震に置き換える輩もいます。
憶測などで情報は書かないで下さい。どうしても書きたいのであればその旨をそのコメント内で
必ず書くことです。(2コメ以上にしない)
情報規制は、当放送でも考えられることで、NGワードを一時的に急増させたり、
発言規制の措置を取ることもあります。皆さんには大地震等で当放送視聴時、
この4つさえ守ってくださればいいです。
・荒らしには絶対に反応しない。気になるなら管理者に問い合わせor悪質系は黙って通報する
嘘情報等で間違っている場合は指摘しても良いですが、故意かどうかはこちらで監視します。
あなたが反応することで、数十人もの人が突っかかってきます。
限られたチャット欄を、些細な荒らしコメや真偽不明な情報如きに幅を取らないでください。
予防も兼ねて当放送ではYouTubeでは低速モードを使用して連投規制、
ニコ生では立ち見による混雑時の読み上げ規制がありますが、限界があります。
・憶測や不確定な情報を発信しない。発見しても突っ込んだり拡散しない
特にTwitterなど、個人の発信物には信用のできない情報も含まれています。
また民間の中には、発信物をまとめただけのものもあり、真偽の判定には不足する機関もあります。
そして、一番大事なのは見たものを主観的な解釈で思ったことを書かないことです。
見知らぬ地域のライブカメラの奥から黒煙が上がっていたら、
地震で火事かと思いきや、実はただの落ち葉焚きだった、ということもあります。
この例えは流石に極端ですが、思ったことを書くなら今映像に流れている情報を書く方が良いです。
・不安を煽るような情報・感情を持ち込まない。但し見かけても丁寧に対応する
これが意外と大事です。「更に大地震が来るかも」とか以ての外です。
「怖すぎて寝れない」ぐらいならまだしも、「また大地震来そうで怖い」など、
自分の憶測を含む表現の仕方は、少なからず人に不安を煽ることになります。
だからと言って、「もう地震は来ないさ」という空元気とわかりきるような発言も無駄です。
地震は誰だって怖いものです。一度起きただけで数ヶ月不安にさせられるのは自分も
経験しています。しかし、その感情をコメントにして共有することは違います。
Twitterで好きなだけやってきてください。当放送でのチャット欄に書くようなことではないです。
一人でいるのが不安でここに来るのはわかりますが、せめて雑談をするなら
それぞれ近辺がどうなっているかを伝え合うなどする方が、
ロム勢にとっても大変有意義な情報になります。
・命令調・タメ口を控える、但しあっても気にしない
正論を言ってもこれをする人は悪い印象を持たれます。丁寧な口調で混雑時は話してください。
ただし、気が動転している人も多いと思いますから、チャット欄で完全にそれがなくすということは
不可能です。それをいちいち指摘するのは逆に喧嘩の元になりかねませんから、しなくて結構です。
コメントに命令調があっても、そのことに突っかからず平常心を保つようにできればベストです。
まずは、この4つを守って頂ければ嬉しいですが、簡単そうに見えて意外と難しいです。
常連の皆さんに追加で忠告をすると、
"初見は説明文見てください"などの案内を頻繁に入れたり、
頻繁に違反者へ注意していると、初見には取り巻きや信者だと思い込まれ、
当放送のイメージ悪化に繋がることをご留意ください。
我々管理者がいない時に管理者気取りをして最近不快に感じている人もあり、
問い合わせも受けています。適切な対処をするためにも、視聴者はスルースキルを
持つことが大事です。普段から発言が多い人はそれだけ他のロム勢にかなり見られていることを
しっかり把握しましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
12月07日は、
昭和東南海地震から74年です。
死者1223人、規模はM7.9という大規模な自然災害で、
最早この震災を知らない人は今のご時世でもいないといってもいいぐらいの有名な大震災です。
戦時戦後四大地震の一つとしても数えられています。
この地震は三重県南東沖(熊野灘)を震源とする地震で、
当時最大階級となる、震度6を静岡・長野・愛知・三重の広い範囲で観測し、
揺れは、東北南部までと、北海道旭川市や渡島森町でも震度1の記録が残っています。
更に東京都内では、長周期地震動が30~40分にわたって続きました。
当時は高層ビルなどはありませんでしたが、平成以降の世代でまたこの東南海地震が再来すれば
関東地方も明らかに他人事ではないことが想定できます。
そして、ほぼM8クラスの規模が沖で起きたことで、大津波も発生。
広範囲で襲来し、三重県尾鷲市では9mに及ぶ高さを記録し、特に第一波後、
油断した住民が家に荷物などを取りに行く間に第二波以降の津波で巻き込まれ亡くなったという
被害報告もあります。尚、津波は約15~20分で到達したと言われています。
和歌山でも5mで大きな被害を受けています。
静岡県の御前崎市では、津波の高さこそ2.5mでしたが5分後に湾の潮が引き、
5度にわたって津波が襲来しています。しかも最大波は第3波でした。
唯一、伊勢湾では津波被害が少なかったなど一部免れた地域もあったと言えます。
ちなみに当初は「遠州沖大地震」と呼ばれていたこともあるそうです。
当時は戦時中の諸事情もあり、現在の名前が定着しました。
戦時中におけるという状況で報道規制も激しく、よりにもよって
この地震が起きた翌日は真珠湾攻撃から3年ということもあって、
東南海地震の記事は相当な情報規制をされていました。
(地震記事は、これだけの震災にも関わらず、ほんの数行という情報量)
当時は国がマスコミを支配していた他ならない状態で
戦意高揚に繋がる情報以外はほとんど出回らなかったとされています。
このことから、封印された大震災などと呼ばれることもあるそうです。
全国に情報が全く行き渡らなかったことから、皮肉にも孤立無援という状態が愛知県内では
生まれてしまっています。愛知県は、この後年明けには三河地震にも襲われることになり、
東海地方は昭和の戦争時代で、最も自然に不遇な環境を作らされたといっても過言ではないです。
尚、海外の地震計にもこの地震の記録は克明に残されており、
世界でも日本での大地震発生は確実視されていました。今となっては大地震の情報規制には、
果たして有意義になったのか、地元民にとってはこれ以上ない疑問と
不信感が残ったことだとは思います。
さて、"12月7日"という日はこれ以外にも複数地震災害が起きています。
1812年では、文化神奈川地震が発生し、南関東で被害が起きています。規模はM6.25ですが
神奈川県を中心に多数の死者が出て、品川でも家屋被害の記録が残っています。
1833年には、庄内沖地震が発生、死者40~130人程度と推定され、こちらは
山形県よりも石川県輪島市で津波被害を受け、少なくとも47人が溺死しました。
そして2012年には、記憶に新しい、三陸沖地震が発生しています。
強震モニタの最大振動レベルの話題でいつも出てくるのがこの地震ですね。
最大振動レベルは4715を記録していて、この値が自分の知る限り、
東日本大震災の数ヶ月後に振動レベルの概念が作られた
k-watch24h様の強震モニタリリースから、最も高い値を記録しています。
例のコレ。 ↑ここに"振動レベル4715"と書かれています。
注:この画像はよくある100の質問(後編)の使いまわしです
今回は、
「情報の影響力」をテーマにお伝えしていきます。
どの大震災にも言えることで、日本の状況は結構な頻度でメディアに左右されます。
特に大地震が起きた時の情報需要はパンクする程、高くなります。
故に、情報が不完全なまま出回ることも多く、
ある意味、情報の入手の仕方を可視化すればバーゲンセール会場のようなごった返し状態です。
ネットでサーバーパンクして落ちたり、
電話の回線混雑は可視化できない意味でその状況がつかめず、
日頃ストレスをためる人もいますが、それぐらいすごい需要になるのです。
しかし、時として何かの理由で情報規制がかかることがあります。
流石に今のご時世で国が災害時に情報規制をすることは相当な状態にでもならない限り、
ないと思いますが、停電でもないのに情報が入らなくなるといった隠蔽はよくあります。
悪い例としては、東日本大震災の福島原発の非常事態をありのままでは伝えられなかったのも、
一つの例です。国の上位機関でさえ、事の重大さがあまりに大きければ、
報連相ができなくなることが隠蔽や利得を考える人間という生き物である以上、考えられます。
状況は色々ありますが、正しい情報が停滞すると当然のように出回るのは憶測・推測です。
つまり、本当ではない個人の考えが世に出回ります。しかもその速さは災害時だと
本当に迅速になります。これはメディアの性質上、嫌でも注目が集まるからです。
この情報がパンクする程あるともいえる現代では、ある意味昭和以上に危険な状態です。
これまでにも似たような記事でお伝えしてきましたが、
災害時の情報入手は正しく行ってほしいです。特に当放送でも、稀に自分が間違っていることを
気付かずに自信満々でコメントをしている人が見受けられます。
気軽な情報提供をしていいのは、自分の目や耳の確かな事実にできるだけ限ってほしい所です。
先日では、地震情報を緊急地震速報の情報と混同して扱う人もいて、対処に苦労します。
また、Hi-netの情報は国の機関の一つではありますが、「地震情報」として書かないでください。
これらは、気象庁の公式記録ではありません。
尚もっと酷いものになると、想定マグニチュードを今回起きた地震に置き換える輩もいます。
憶測などで情報は書かないで下さい。どうしても書きたいのであればその旨をそのコメント内で
必ず書くことです。(2コメ以上にしない)
情報規制は、当放送でも考えられることで、NGワードを一時的に急増させたり、
発言規制の措置を取ることもあります。皆さんには大地震等で当放送視聴時、
この4つさえ守ってくださればいいです。
・荒らしには絶対に反応しない。気になるなら管理者に問い合わせor悪質系は黙って通報する
嘘情報等で間違っている場合は指摘しても良いですが、故意かどうかはこちらで監視します。
あなたが反応することで、数十人もの人が突っかかってきます。
限られたチャット欄を、些細な荒らしコメや真偽不明な情報如きに幅を取らないでください。
予防も兼ねて当放送ではYouTubeでは低速モードを使用して連投規制、
ニコ生では立ち見による混雑時の読み上げ規制がありますが、限界があります。
・憶測や不確定な情報を発信しない。発見しても突っ込んだり拡散しない
特にTwitterなど、個人の発信物には信用のできない情報も含まれています。
また民間の中には、発信物をまとめただけのものもあり、真偽の判定には不足する機関もあります。
そして、一番大事なのは見たものを主観的な解釈で思ったことを書かないことです。
見知らぬ地域のライブカメラの奥から黒煙が上がっていたら、
地震で火事かと思いきや、実はただの落ち葉焚きだった、ということもあります。
この例えは流石に極端ですが、思ったことを書くなら今映像に流れている情報を書く方が良いです。
・不安を煽るような情報・感情を持ち込まない。但し見かけても丁寧に対応する
これが意外と大事です。「更に大地震が来るかも」とか以ての外です。
「怖すぎて寝れない」ぐらいならまだしも、「また大地震来そうで怖い」など、
自分の憶測を含む表現の仕方は、少なからず人に不安を煽ることになります。
だからと言って、「もう地震は来ないさ」という空元気とわかりきるような発言も無駄です。
地震は誰だって怖いものです。一度起きただけで数ヶ月不安にさせられるのは自分も
経験しています。しかし、その感情をコメントにして共有することは違います。
Twitterで好きなだけやってきてください。当放送でのチャット欄に書くようなことではないです。
一人でいるのが不安でここに来るのはわかりますが、せめて雑談をするなら
それぞれ近辺がどうなっているかを伝え合うなどする方が、
ロム勢にとっても大変有意義な情報になります。
・命令調・タメ口を控える、但しあっても気にしない
正論を言ってもこれをする人は悪い印象を持たれます。丁寧な口調で混雑時は話してください。
ただし、気が動転している人も多いと思いますから、チャット欄で完全にそれがなくすということは
不可能です。それをいちいち指摘するのは逆に喧嘩の元になりかねませんから、しなくて結構です。
コメントに命令調があっても、そのことに突っかからず平常心を保つようにできればベストです。
まずは、この4つを守って頂ければ嬉しいですが、簡単そうに見えて意外と難しいです。
常連の皆さんに追加で忠告をすると、
"初見は説明文見てください"などの案内を頻繁に入れたり、
頻繁に違反者へ注意していると、初見には取り巻きや信者だと思い込まれ、
当放送のイメージ悪化に繋がることをご留意ください。
我々管理者がいない時に管理者気取りをして最近不快に感じている人もあり、
問い合わせも受けています。適切な対処をするためにも、視聴者はスルースキルを
持つことが大事です。普段から発言が多い人はそれだけ他のロム勢にかなり見られていることを
しっかり把握しましょう。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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