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【自然災害メモリアル】第089回:夕張炭鉱若鍋坑ガス炭塵爆発(1914)の日 [防災]バックドラフト現象

2018/11/28 21:00 投稿

  • タグ:
  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

11月28日は、
夕張炭鉱若鍋坑ガス炭塵爆発から104年です。

粉塵爆発史上3番目に最悪と言われた大事故でした。
坑内の熱気を消散させる扇風機の通風が原因で炭塵が急に煽られることとなり、
それが自然発火の引き金となったため、爆発し、崩落しました。


今回は、
「バックドラフト現象」をテーマにお伝えしていきます。

大地震の時などで、もし家を離れていた時に通電火災などが生じ、
もし窓などから明らかに火災と思える黒煙が漏れ、火の手は一見見えない‥という時、
慌てて中を確認したがる人もいると思います。
しかし、絶対にやってはいけません。

そもそも大地震での二次災害に限らず、このような火災のケースでは極めて危険です。
外から火事の様子を見たら、家の中のものを気にする前に即消防に緊急通報です。

ちなみに、もし慌てて家のドアを開けてしまったあなたはもれなく重傷か死亡は免れません。
というのも、一見明らかに燃え広がっていてこれはもうだめだと思った部屋の中は、
酸欠状態になっていて可燃性ガスが充満しており、火の勢いが小康状態になっています。
つまり、扉をあなたが明けてしまったことで一気に新鮮な空気を入れ、
ガスが大爆発し、火の勢いは本来起きているべき状態の活発さかそれ以上になるということです。

実際に映画ではかなり大規模なバックドラフトを起こすシーンがあったりします。
文字通り、「バックドラフト」という作品なので興味があればどうぞ。

これからの時期、こたつで小火を出すシーズンでもありますが、これも同じです。
もし洗濯物を乾かそうと炬燵の中に衣服を入れて、不注意で放置し、煙が炬燵から出てきた時
やばい!と慌てて開ければ、もうやばいでは済みません。二度と健康な体でいられなくなります。
とにかく黒煙が漏れている場所を見つけたらもうその時点で迷わず消防を呼んだ方がいいです。
ただし、消化器を持っている場合は空気を入れないようにホースだけを入れて消火剤を撒いて
初期消火に当たることは可能になります。

いずれにしてもこれから乾燥した時期で火災も発生しやすくなりますので、火の用心です。
また、些細な事でも時には人に頼ることも大事です。一人で解決しようとすると、
より事態を悪化させかねないこともありますから、無理はしないでください。
意識を見直すのも防災の一つです。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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