どうも、
管理者のNDです。
11月08日は、
桜島安永大噴火から239年です。
桜島の噴火史では大正大噴火の前に当たる大噴火で、
前日の11月7日に地震が頻発、8日翌朝には井戸水の沸騰、海水の変色などの異変が際立ち、
正午頃の白煙目撃から間もなく、昼過ぎに大噴火が発生しました。
この大噴火は夕方に火砕流が下り、その後一夜のうちに大量の軽石(噴石)・火山灰が噴出、
翌9日朝にかけて、江戸や長崎にも降灰する事態になりました。
噴火活動はとどまらず、そのまま溶岩の流出や海底噴火を誘発、翌年には海底噴火を再び発生させ
津波まで生じるという、一連の火山活動において死者153人にのぼりました。
今回は、
「火山で噴火に遭遇したら・・・」をテーマにお伝えしていきます。
以前、御嶽山噴火が別の記事と被ったので、伝えられなかったため、
噴火繋がりで今回ここで紹介していきます。
といっても、桜島は普段から島自体の立ち入りが通常は制限されている為に
桜島自体は現状、ほとんど意味はないと思いますが・・・。
ここでの回避方法は、全て突発的な水蒸気噴火の説明になります。
上記のようなマグマ噴火か、大規模な水蒸気噴火に至った場合は
もはや意味を成さないことも多いため、
イメージとしては、御嶽山噴火と同程度の規模においてあなたがもし登山中であった場合に
逃げる術をここに書いておきます。
ひとまず、もし噴火が近くで発生したら、なりふり構わず頑丈な建物の中に入るか、
山小屋への避難、それもなければ岩陰に身を隠してください。
この時、においと地震は一切関係ありません。視界いっぱいに噴煙、
少し遅れて爆発音が聞こえた段階で即退避行動です。
登山している時は、たいていの場合はしっかりした大型のリュックなどを装備していることが
多いと思うので、中身を詰めて体を保護してください。
もし、かなりスッカラカンならそこらへんに落ちてるゴミでも詰めるだけ変わってきます。
次にイメージとして、頭部中心にリュックで、残る体の半分を岩で防衛する感じです。
可能な限り、身を小さくうずくまるようにして噴石が当たる面積を減らして
生存率を上げ、負傷率を下げてください。回りに大きな岩さえ見当たらなくても
物陰に隠れられるような場所があれば、そこに潜り込むだけでも丸裸よりはマシです。
そして視野は周囲もそうですがとにかく岩の上に注目し、
大きな噴石が目の前にもたれてきたらすぐに避けることです。
この時、様子を見ようとして山の方を見てはいけません。気になると思いますが
余程の防具をしていない限りは危険です。どこからともなく上空から雨のように降ってくる噴石は
ほんの数センチでもとがっていれば、出血は免れず十数センチ以上にもなれば服を着てても
無事では済まなくなるような物理的なダメージを受けることになります。
運悪く、登山中に出くわしてしまうとその数センチ~数十センチに至る噴石が短時間で
雹よりも恐ろしい勢いで降ってきます。まず、噴火に伴う轟音や明らかに異常と見て取れる
多量の噴煙を目撃してしまったら、真っ先に噴石から身を守ってください。
低温火砕流は以前にもお伝えしましたが、これが来られてしまった場合は
"低温"という名でも十分大やけどを負えるほどの危険な温度で襲ってきます。
そして巻き込まれれば、例え死ぬようなことがなくても視界が奪われより噴石はおろか、
避難に適した場所さえ見つけることができなくなってしまいます。
とにかくすぐに逃げられるよう、登山中は常に1分以内に隠れられる場所を探しておくことを
おススメします。その際、木などといったものは本当に最終手段です。基本は大きな岩を
探してください。登山道であれば、まるでプラレールのトンネルパーツのような形をした
火山シェルターが至る所にあったりするので、それがどこにあったかを確認するのも一つの手です。
尚、噴火して1分も経ったら火山は見ないでください。見るとしてもそれぞれ一瞬です。
これはどういうことかというと、スマホで撮影するなってことです。
皮肉ですが、目立ちたがり屋は好んで火山の餌食にされます。油断は絶対しないでください。
遠くっぽい気がしても、見えている時点で既に緊急度は高いのですから、
煙を上げる火山なんかを見ているより、隠れ場所と周囲がすでに噴石等が飛来してきていないか、
そっちの方が大事です。
ながらスマホとかでもたびたび言われますが、スマホを使用すると周囲の視界は20分の1以下になり、
すぐ目の前で起きていることさえ、人は見分けることができなくなるといいます。
カメラはあなたの眼球の代わりにはなりません。命が惜しければ機械に頼らないことです。
噴火に遭遇してしまうシチュエーションは100回登山しても1回巡り合うかどうかですが、
それでも登山では必ず噴火という最悪のケースを必ず想定した装備で行くことを強く推奨します。
生身の体で行くと極めて危険です。最低でもマスクとゴーグルを用意してください。
すぐにはめられるよう、装備をしておくと良いでしょう。ヘルメットもあれば心強いですが
折りたたみ式とか、それぐらいにとどめておくので良いと思います。
尚、運よく山小屋を見つけてすぐに避難が出来たら、そこで機械に頼りましょう。
スマホやタブレットは大抵はライトがついていますから粉塵が舞ってもないよりはマシになります。
屋内にいても、可能な限り壁からは離れ、屋根から大きな噴石が来る可能性を踏まえてすぐに
避けられる体制になるか、身を守れるように外と同じくリュック等でを頭を被せるなど、
しておきましょう。
一番大変なのは、一度この事態に遭遇したらまずは噴石と火砕流に集中ですが、
難が去って火山灰の心配をするようになった辺りから、長期戦の覚悟を決めなければなりません。
下山は、当面難しくなります。尚、間違っても単独下山は厳禁です。様子を見にいくのもなしです。
少なくとも最低1日は、不安な夜を明かすことになると思って過ごすことぐらいです。
水や食料などを備えるのも大事なのですが、ケガしている場合はできる限り、
応急処置を取ってください。ケガの程度で体力的にも精神力にも
長期戦への耐久力に差が出てきますから、かなり大事です。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
11月08日は、
桜島安永大噴火から239年です。
桜島の噴火史では大正大噴火の前に当たる大噴火で、
前日の11月7日に地震が頻発、8日翌朝には井戸水の沸騰、海水の変色などの異変が際立ち、
正午頃の白煙目撃から間もなく、昼過ぎに大噴火が発生しました。
この大噴火は夕方に火砕流が下り、その後一夜のうちに大量の軽石(噴石)・火山灰が噴出、
翌9日朝にかけて、江戸や長崎にも降灰する事態になりました。
噴火活動はとどまらず、そのまま溶岩の流出や海底噴火を誘発、翌年には海底噴火を再び発生させ
津波まで生じるという、一連の火山活動において死者153人にのぼりました。
今回は、
「火山で噴火に遭遇したら・・・」をテーマにお伝えしていきます。
以前、御嶽山噴火が別の記事と被ったので、伝えられなかったため、
噴火繋がりで今回ここで紹介していきます。
といっても、桜島は普段から島自体の立ち入りが通常は制限されている為に
桜島自体は現状、ほとんど意味はないと思いますが・・・。
ここでの回避方法は、全て突発的な水蒸気噴火の説明になります。
上記のようなマグマ噴火か、大規模な水蒸気噴火に至った場合は
もはや意味を成さないことも多いため、
イメージとしては、御嶽山噴火と同程度の規模においてあなたがもし登山中であった場合に
逃げる術をここに書いておきます。
ひとまず、もし噴火が近くで発生したら、なりふり構わず頑丈な建物の中に入るか、
山小屋への避難、それもなければ岩陰に身を隠してください。
この時、においと地震は一切関係ありません。視界いっぱいに噴煙、
少し遅れて爆発音が聞こえた段階で即退避行動です。
登山している時は、たいていの場合はしっかりした大型のリュックなどを装備していることが
多いと思うので、中身を詰めて体を保護してください。
もし、かなりスッカラカンならそこらへんに落ちてるゴミでも詰めるだけ変わってきます。
次にイメージとして、頭部中心にリュックで、残る体の半分を岩で防衛する感じです。
可能な限り、身を小さくうずくまるようにして噴石が当たる面積を減らして
生存率を上げ、負傷率を下げてください。回りに大きな岩さえ見当たらなくても
物陰に隠れられるような場所があれば、そこに潜り込むだけでも丸裸よりはマシです。
そして視野は周囲もそうですがとにかく岩の上に注目し、
大きな噴石が目の前にもたれてきたらすぐに避けることです。
この時、様子を見ようとして山の方を見てはいけません。気になると思いますが
余程の防具をしていない限りは危険です。どこからともなく上空から雨のように降ってくる噴石は
ほんの数センチでもとがっていれば、出血は免れず十数センチ以上にもなれば服を着てても
無事では済まなくなるような物理的なダメージを受けることになります。
運悪く、登山中に出くわしてしまうとその数センチ~数十センチに至る噴石が短時間で
雹よりも恐ろしい勢いで降ってきます。まず、噴火に伴う轟音や明らかに異常と見て取れる
多量の噴煙を目撃してしまったら、真っ先に噴石から身を守ってください。
低温火砕流は以前にもお伝えしましたが、これが来られてしまった場合は
"低温"という名でも十分大やけどを負えるほどの危険な温度で襲ってきます。
そして巻き込まれれば、例え死ぬようなことがなくても視界が奪われより噴石はおろか、
避難に適した場所さえ見つけることができなくなってしまいます。
とにかくすぐに逃げられるよう、登山中は常に1分以内に隠れられる場所を探しておくことを
おススメします。その際、木などといったものは本当に最終手段です。基本は大きな岩を
探してください。登山道であれば、まるでプラレールのトンネルパーツのような形をした
火山シェルターが至る所にあったりするので、それがどこにあったかを確認するのも一つの手です。
尚、噴火して1分も経ったら火山は見ないでください。見るとしてもそれぞれ一瞬です。
これはどういうことかというと、スマホで撮影するなってことです。
皮肉ですが、目立ちたがり屋は好んで火山の餌食にされます。油断は絶対しないでください。
遠くっぽい気がしても、見えている時点で既に緊急度は高いのですから、
煙を上げる火山なんかを見ているより、隠れ場所と周囲がすでに噴石等が飛来してきていないか、
そっちの方が大事です。
ながらスマホとかでもたびたび言われますが、スマホを使用すると周囲の視界は20分の1以下になり、
すぐ目の前で起きていることさえ、人は見分けることができなくなるといいます。
カメラはあなたの眼球の代わりにはなりません。命が惜しければ機械に頼らないことです。
噴火に遭遇してしまうシチュエーションは100回登山しても1回巡り合うかどうかですが、
それでも登山では必ず噴火という最悪のケースを必ず想定した装備で行くことを強く推奨します。
生身の体で行くと極めて危険です。最低でもマスクとゴーグルを用意してください。
すぐにはめられるよう、装備をしておくと良いでしょう。ヘルメットもあれば心強いですが
折りたたみ式とか、それぐらいにとどめておくので良いと思います。
尚、運よく山小屋を見つけてすぐに避難が出来たら、そこで機械に頼りましょう。
スマホやタブレットは大抵はライトがついていますから粉塵が舞ってもないよりはマシになります。
屋内にいても、可能な限り壁からは離れ、屋根から大きな噴石が来る可能性を踏まえてすぐに
避けられる体制になるか、身を守れるように外と同じくリュック等でを頭を被せるなど、
しておきましょう。
一番大変なのは、一度この事態に遭遇したらまずは噴石と火砕流に集中ですが、
難が去って火山灰の心配をするようになった辺りから、長期戦の覚悟を決めなければなりません。
下山は、当面難しくなります。尚、間違っても単独下山は厳禁です。様子を見にいくのもなしです。
少なくとも最低1日は、不安な夜を明かすことになると思って過ごすことぐらいです。
水や食料などを備えるのも大事なのですが、ケガしている場合はできる限り、
応急処置を取ってください。ケガの程度で体力的にも精神力にも
長期戦への耐久力に差が出てきますから、かなり大事です。
今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
コメント
コメントを書く