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【自然災害メモリアル】第061回:外所地震(1988)の日 [防災]狭い路地

2018/10/31 21:00 投稿

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  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

10月31日は、
外所地震から456年です。

外所は"トントコロ"と読みます。宮崎県の
この地震は、宮崎県の日向灘を震源とする地震の中で記録上では最大クラスの地震を
引き起こした典型的ともいえる"日向灘地震"です。プレート境界型地震と推測され、
宮崎市などを中心に大津波が来襲し7つの村が水没するなど、大きな被害を受けました。
死者は少なくとも200人と言われていて、宮崎県内では津波の高さが4~5mに及び、
揺れも宮崎県や鹿児島県の大部分が震度5に見舞われたとされています。
当時の宮崎市は、大名の直接統治ということがない為に記録が乏しい面が多いのですが、
それでも伝承されているということは、相当だったことが伺えます。

今回は、
「狭い路地と低地の河川」をテーマにお伝えしていきます。

先日私も旅行したついでに、
海岸沿いの低地住宅地を和歌山市と大阪府南部中心に見て回ってきました。
そこで感じたのは、狭い路地と低地の河川の二つが津波災害時の怖い点に思っています。

狭い路地といっても、おおよそ多くの住宅街で見ることができる道路で
ここでの狭い路地は2台車が通っても良いがギリギリな道幅ということで説明してみます。

和歌山市内では結構国道から3桁県道に入るとそういった道が多く見られ、
車がすれ違う時はとても自転車が歩道さえ通れないぐらいになることがしばしばありました。
もちろん歩道は白線で区切られ、ガードレールなど専用の道はありません。
また、細い用水路も存在している為に夜道だと気を取られれば足を踏み外しかねない所も
存在しています。もちろん、こういった道は私の記憶上和歌山市に限らず、
東京都下でさえこういった場所は見受けられるほど身近な場所です。

こういった場所で大地震が起きた時を想定すると、まず車がひしめく帰宅ラッシュの時間帯に
運悪く遭遇すれば車がそう簡単に抜け出せなくなってしまう可能性があります。
広い駐車場など、退避できる場所が所々存在しているだけマシですが、
信号が消えて停電になれば、人々が戸惑ってしまい、
その道がしばらくの間通れなくなる可能性が十分に考えられます。
そこに大津波警報などが発表されれば、
もはや車を捨てて避難しようとする人だって出てきてしまうと思います。
家屋やブロック塀等の損壊で道がただでさえ細くなる所に車のとおりも多い場所だと、
通行がより難しくなるということを考慮しなくてはなりません。
大地震が来た際に、朝や夕方で国道の近くの脇道などを避難経路にしている人は、
通行が思わぬ形で困難になる可能性を考慮して考えてみてください。
若い人であれば、やむなく車を踏み台にしたり家と家の間をすり抜けるなどするぐらいの
度胸と体力はあると思いますが、高齢者が避難できなければ元も子もないです。

また、運転者が逆にこういった路地をよく通行する場合は、
できるだけ車とすれ違っていない状況を作ることをお勧めします。
信号が多いくせに狭い二車線道路など、そういった場所はそもそも避けてみることを
おススメします。また、状況によってどこに車がかわせるかといった離合地点のようなものを
探してみるのもありです。狭くて長い路地でも自分の車を障害にさせてしまうよりは、
多少でも道を作ってあげることを優先し、それからせめて避難するようにしましょう。
津波の避難経路など、沿岸の近くである場合はその道を必要としている人が多数出ます。
特に低地の住民は追い込まれた際の逃げ道を確保しておくことを推奨します。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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