どうも、
管理者のNDです。
10月26日は、
大分交通別大線列車埋没事故から57年です。
当時の気象状態は豪雨となっており、徐行運転をしている状態でした。
不幸にも時間帯は下校の時間帯で生徒が多く乗っていたこともあり、
その時間に豪雨による土砂崩れが発生、列車ごと巻き込まれ死者31人を出す大事故となりました。
今回は、
「鉄道の災害リスク」をテーマにお伝えしていきます。
現在の鉄道網は非常に乗客への安全・安心が最高潮と言えるレベルまでになっています。
故に、上記のような豪雨が降っていたらその前に普通は運転見合わせになることが
ほとんどになりました。
しかし、それでも尚突然の記録的な短時間の大雨などが降っている時は、
このリスクは起こりうることを忘れてはいけません。
突発的な気象現象は、当然地震にも言えることで
地震と短時間の豪雨には、鉄道網も営業の中でやっていますから乗客を過剰な安全に
こだわるわけにもいかなくなってしまいますので、安全面の限界があります。
大地震が起きて脱線する可能性は当然減速をかけても起こることは考えられます。
今ある技術や安全装置を過信することだけは間違いだと気づいてください。
少し私的なことを含んでお話しすると、そもそも人間にはまさに十人十色・千差万別です。
「電車がこの程度の雨でなんで徐行したり運転を見合わせなきゃいけないんだ?」
という人もいれば、
「すごい雨なのになんで電車をすぐ止めないのか?」
という人、結構はっきり分かれます。正直この両方を要望を叶えることは、
正反対の要望な為に無理です。
現状乗客の要望と安全を兼ね備えてできている今の鉄道には
ハッキリ言って文句を言えるような状態ではないと思います。
私鉄など、それぞれ形態が違うので何とも言えませんが少なくとも、
現代では昔より遥かに、予見できる災害には重要視するようになりました。
しかし、災害を本当に重く見ているのかそうでないかはやはりその行動に踏み切った
JRなどの鉄道各線に対して反応する利用者ではないかと思います。
今回の場合、"賛否両論"のワードがニュースや特集に出ていましたので、
まだまだ防災への周知は全国的に見ても、軽率に見ている人はいるのが現状です。
災害に強い鉄道網が今後作られていく上にあたって、
安全面へのこだわりが経済的な影響をどこまで受けて、どれだけの不満を生むかが、
将来の"日本の鉄道イメージ"が世界一の防災列車に近づくかの分岐点になりそうです。
話がそれましたが、鉄道関連で災害が発生すると大きく3つのパターンがあります。
一つ目は単純に瞬間的な運転見合わせで、
情報が誤報でも時々止まってしまうことがありますが、すぐに復帰します。
地震だと震度4~5弱程度の地震に多くなります。
二つ目は、遅延やダイヤ乱れです。
これは地震後数十分程度の安全確認をした後に再開した場合はもちろんですが、
大雨や雪の日といった悪天候が重なると、この状態が長期化します。
強風や濃霧でもダイヤの乱れが生じることがあり、多くの自然災害から影響を受けることが
現代の鉄道網でもたびたび発生します。東日本大震災ではダイヤ乱れというよりは、
電力不足に陥ったことから、間引き運転を実施するなどしたケースもあります。
そして三つ目は、長期運休です。
短いものであればその日だけで終わりますが、災害が確かな被害を与えてしまった場合は
数日~酷いと数年、酷ければ廃線ということもあります。
台風や地震による影響に限らず、大雪・高波による被害などによって生じることもあります。
多くは地方の鉄道がこの状態に追いやられますが、都心部でもこのような事態が起きないとは
限りません。流石に年単位はあり得ないと思いますが、
被害の程度によっては数ヶ月運休が見込まれることもあります。
都心部に鉄道の弱点がない、あってもすぐ復旧させてくれると考えてはなりません。
線路の路盤が損傷した場合、それだけで復旧に長期を要することになってしまいます。
こうなった時は、利用者の減少はおろか、モータリゼーションを促進してしまう結果になります。
災害的な視点から見ると、車は一長一短な点もあり、自動車が増えすぎるのも
災害のリスクは高まってしまうとも言えます。もちろん自然災害以外にも、
単純に事故のリスクは上がりますから、安全性を損ねてしまう意味では、
鉄道不要志向の日本人にはあまりなってほしくないですね・・・。
いずれにしても、自然災害によって生じるリスクは後者程可能性は低いですが
起きれば甚大な被害と影響を人々に受けることとなります。鉄道も行ってみれば
規模は違えど、原発と同じぐらいのリスクを背負っているものです。
ひとたび災害で不通になれば、地域の人には多大な迷惑をかけてしまい、
復旧しても中々利用者は戻らなくなります。
安全神話を作っても自然の脅威はどこかその上を行くので、皆さんには時代が進むにつれて
技術が進化しても、限界があることを留意しながら鉄道網の防災面での発展を望んでください。
そして、鉄道の安全性と災害リスクを知った上で利用し、不通になっても復旧を心待ちにできる
そんな人たちが増えてくれることを祈ります。
今日の記事は以上です。少し考察的な面が増えてしまい、今日は不調な記事になってしまいました。
それでも、皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
最近は鉄道贔屓なので、時には高速道路や自動車に関連した記事も後日増やしていきます。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
管理者のNDです。
10月26日は、
大分交通別大線列車埋没事故から57年です。
当時の気象状態は豪雨となっており、徐行運転をしている状態でした。
不幸にも時間帯は下校の時間帯で生徒が多く乗っていたこともあり、
その時間に豪雨による土砂崩れが発生、列車ごと巻き込まれ死者31人を出す大事故となりました。
今回は、
「鉄道の災害リスク」をテーマにお伝えしていきます。
現在の鉄道網は非常に乗客への安全・安心が最高潮と言えるレベルまでになっています。
故に、上記のような豪雨が降っていたらその前に普通は運転見合わせになることが
ほとんどになりました。
しかし、それでも尚突然の記録的な短時間の大雨などが降っている時は、
このリスクは起こりうることを忘れてはいけません。
突発的な気象現象は、当然地震にも言えることで
地震と短時間の豪雨には、鉄道網も営業の中でやっていますから乗客を過剰な安全に
こだわるわけにもいかなくなってしまいますので、安全面の限界があります。
大地震が起きて脱線する可能性は当然減速をかけても起こることは考えられます。
今ある技術や安全装置を過信することだけは間違いだと気づいてください。
少し私的なことを含んでお話しすると、そもそも人間にはまさに十人十色・千差万別です。
「電車がこの程度の雨でなんで徐行したり運転を見合わせなきゃいけないんだ?」
という人もいれば、
「すごい雨なのになんで電車をすぐ止めないのか?」
という人、結構はっきり分かれます。正直この両方を要望を叶えることは、
正反対の要望な為に無理です。
現状乗客の要望と安全を兼ね備えてできている今の鉄道には
ハッキリ言って文句を言えるような状態ではないと思います。
私鉄など、それぞれ形態が違うので何とも言えませんが少なくとも、
現代では昔より遥かに、予見できる災害には重要視するようになりました。
しかし、災害を本当に重く見ているのかそうでないかはやはりその行動に踏み切った
JRなどの鉄道各線に対して反応する利用者ではないかと思います。
今回の場合、"賛否両論"のワードがニュースや特集に出ていましたので、
まだまだ防災への周知は全国的に見ても、軽率に見ている人はいるのが現状です。
災害に強い鉄道網が今後作られていく上にあたって、
安全面へのこだわりが経済的な影響をどこまで受けて、どれだけの不満を生むかが、
将来の"日本の鉄道イメージ"が世界一の防災列車に近づくかの分岐点になりそうです。
話がそれましたが、鉄道関連で災害が発生すると大きく3つのパターンがあります。
一つ目は単純に瞬間的な運転見合わせで、
情報が誤報でも時々止まってしまうことがありますが、すぐに復帰します。
地震だと震度4~5弱程度の地震に多くなります。
二つ目は、遅延やダイヤ乱れです。
これは地震後数十分程度の安全確認をした後に再開した場合はもちろんですが、
大雨や雪の日といった悪天候が重なると、この状態が長期化します。
強風や濃霧でもダイヤの乱れが生じることがあり、多くの自然災害から影響を受けることが
現代の鉄道網でもたびたび発生します。東日本大震災ではダイヤ乱れというよりは、
電力不足に陥ったことから、間引き運転を実施するなどしたケースもあります。
そして三つ目は、長期運休です。
短いものであればその日だけで終わりますが、災害が確かな被害を与えてしまった場合は
数日~酷いと数年、酷ければ廃線ということもあります。
台風や地震による影響に限らず、大雪・高波による被害などによって生じることもあります。
多くは地方の鉄道がこの状態に追いやられますが、都心部でもこのような事態が起きないとは
限りません。流石に年単位はあり得ないと思いますが、
被害の程度によっては数ヶ月運休が見込まれることもあります。
都心部に鉄道の弱点がない、あってもすぐ復旧させてくれると考えてはなりません。
線路の路盤が損傷した場合、それだけで復旧に長期を要することになってしまいます。
こうなった時は、利用者の減少はおろか、モータリゼーションを促進してしまう結果になります。
災害的な視点から見ると、車は一長一短な点もあり、自動車が増えすぎるのも
災害のリスクは高まってしまうとも言えます。もちろん自然災害以外にも、
単純に事故のリスクは上がりますから、安全性を損ねてしまう意味では、
鉄道不要志向の日本人にはあまりなってほしくないですね・・・。
いずれにしても、自然災害によって生じるリスクは後者程可能性は低いですが
起きれば甚大な被害と影響を人々に受けることとなります。鉄道も行ってみれば
規模は違えど、原発と同じぐらいのリスクを背負っているものです。
ひとたび災害で不通になれば、地域の人には多大な迷惑をかけてしまい、
復旧しても中々利用者は戻らなくなります。
安全神話を作っても自然の脅威はどこかその上を行くので、皆さんには時代が進むにつれて
技術が進化しても、限界があることを留意しながら鉄道網の防災面での発展を望んでください。
そして、鉄道の安全性と災害リスクを知った上で利用し、不通になっても復旧を心待ちにできる
そんな人たちが増えてくれることを祈ります。
今日の記事は以上です。少し考察的な面が増えてしまい、今日は不調な記事になってしまいました。
それでも、皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。
最近は鉄道贔屓なので、時には高速道路や自動車に関連した記事も後日増やしていきます。
明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。
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