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【自然災害メモリアル】第022回:第3宮古島台風通過(1968)の日 [防災]台風の命名

2018/09/22 18:00 投稿

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  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

今日、9月22日は
第3宮古島台風通過から丁度50年です。

2年前に通過したばかりの第2宮古島台風後に三度襲った台風で、
沖縄県を中心に被害が出ました。元々台風に強いイメージのある沖縄県でも死者11人を出し、
歴代の最大瞬間風速4位となる79.8m/sを観測しました。
車を簡単に横転させてしまうような強烈な暴風です。
尚、この台風はこの後九州に向かい、枕崎市付近に955hpaで上陸、
急速に衰えるも長崎付近に停滞しながら西に抜けつつ消滅するやや異端な経路を辿りました。


今回は、
「台風の命名」をテーマにお伝えしていきます。

通常の台風は、第1号を年が変わった順番からつけていきます。
12月末に発生して年越し台風となった場合は、去年の台風番号を継続させます。
国際名については予め決められた台風に対する140の名称を順番につけていきます。
詳しいことは気象庁のサイトにもあるのでそちらをご参照ください。
国ごとの命名を順番につけるのですが、日本では航海士に台風と共になじみがあった
"星座の名前"がつけられます。1年に1~2回だけありますが、
「トカゲ」や「コンパス」、「テンビン」「ヤギ」といったものが比較的有名かなと思います。
ちなみに、大災害になった台風は今後その名称が使われなくなります。
また、越境台風の場合はハリケーンで名付けられた台風名がそのまま引き継がれるため、
必ずしも140個台風が発生すれば一周するわけではありません。

また、略称に「0102」のようなものを台風として呼称する場合があります。
これは上2桁が西暦下2桁を表し、下2桁が台風番号を表します。
上記の場合だと、2001年台風第02号ということになります。
2050年を過ぎると5桁になるのか不明・・・。


もう一つ、今回のような「第3宮古島台風」は正式な気象庁の名前になっています。
平成ではこのまま台風が命名されるような大災害を引き起こした台風はなく終了しそうですが、
そもそも気象庁は大災害のあった台風をどのように命名しているのでしょう。

まず、梅雨前線や別の低気圧の影響などの方が主な災害の場合は
たとえ台風が間接的な関与をしてても「○○年○○豪雨」のような名称になります。


尚、台風の場合は気象庁のサイトによると、
・損壊家屋等1000棟程度以上または浸水家屋10000棟程度以上の家屋被害、
 相当の人的被害などに相当する"顕著な被害"が発生していること
・後世への伝承の観点から特に名称を定める必要性がある場合

以上の2点を満たして、
「元号年+顕著な被害が起きた地域or河川名+"台風"」という名称になります。

尚、今回の平成30年台風21号は、一部損壊1000棟以上を中心に、
約1100棟が被害に見舞われました(9/5時点 内閣府)が、
今の所名称に定められるような動きは見当たりません。

今回の台風は、数年に一度しか例を見ない災害になりましたが
命名されるような台風は、これ以上の災害が発生したことになります。
局地的には匹敵している面があるかもしれませんが、あれだけの災害を更に超える災害が
実際に昭和時代起きていることになります。今回の台風で十分恐怖だったとしても、
それを糧に「俺は以前にあの台風経験しているから大丈夫」「もうこんな台風は当面ない」と、
対策を怠ることがないようにしてください。
今回紹介した第三宮古島台風のように、数年以内に再来する可能性だって十分にあります。
また、台風は少しでも進路が変わると被害を出す地域もかなり変わってきます。
今回被災した方々には現状の復興もありますが、
早くも次の台風災害に備える意識を持つことが重要かもしれません。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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