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【自然災害メモリアル】第003回:ジェーン台風上陸(1950)の日 [防災]高潮災害の備え

2018/09/03 18:00 投稿

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  • シリーズ:自然災害メモリアル
  • BSC24
  • 防災
  • ND
どうも、
管理者のNDです。

今日、9月3日は
ジェーン台風から68年です。

大阪では大阪湾で2m以上の高潮が発生するなどし和歌山や愛知でも1mの高潮を記録。
尼崎では有名な室戸台風よりも浸水面積が4倍広かった災害です。
最近の雨台風とは異なり、この台風は「台風らしい台風」となった風台風でした。
進路は徳島に上陸、淡路島を通過して関西に再上陸、4日には北海道に再々上陸するなどし
398人が死亡し、141人が行方不明となった自然災害です。

そこで今回は「高潮災害の備え」をテーマにお伝えしたいと思いいます。

そもそも高潮災害というのはどういうものか、
このジェーン台風でも分かる通り、大潮や満潮が重なったところに
低気圧である台風が接近及び上陸することで潮位が高くなる現象です。
更に風の影響で潮が陸地に運び込まれるような形を受けると更に高くなることもあります。
※特に台風の東側は台風が北上している時は気圧を下げつつ風で潮を上げてくる、いわばダブルパンチです
顕著な被害を受けたのは伊勢湾台風ですが、
冬~春でも俗にいう爆弾低気圧でこの被害が発生することがあります。

そんな高潮ですが、大規模になれば当然大きな災害を引き起こします。

溺死の危険や家屋の浸水、酷いと流出・倒壊など津波と似たような被害になることもあります。
また、近くに鉄道が走っていれば線路冠水や路盤の流出などが発生して、
長期間その路線が使えなくなるといった懸念も考えられます。
もちろん、道路は低地の冠水、空港も海に近い場所は冠水の危険が想定されます。
酷ければ漂流物が道路や滑走路などに堆積してしまい、
すぐの復旧ができずに通行止・閉鎖といった事態も発生しかねません。


高潮に対する備えは直接的な予防策は難しいため、
自分の地域がどれぐらい高潮に対して危険度があるか把握しておくことと、
避難場所・避難経路の確認をしておくと良いです。
その際、避難経路は高台を通るようにし、橋など川の近くに行くルートは極力避けましょう。
避難経路などは、地震の時とは違うルートを用意しておくといいかもしれません。

高潮は、地震と違ってある程度の予測が可能なので台風が強い勢力で上陸する場合は
早めの避難を心がけるとよいかもしれません。
また、高潮被害というのは起きた時と起きない時で被害は一気に変わります。
以前も起きなかったし大丈夫と思わずに、その都度高潮被害が想定される地域は
「次は起きるかもしれない」という心構えで臨んでください。


今日の記事は以上です。
皆さんの防災意識に少しでもプラスすることができたら嬉しいです。

明日もどうぞお楽しみください。
尚、感想はブロマガコメント欄でも放送内のコメントでもお気軽にどうぞ。

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