フレデイ タン のコメント

孫崎先生のご説明で20世紀末の日米関係の重要なポイントが理解できました。そして、21世紀初頭を過ぎようとしている今にあって振り返りますと、結局のところ、アングロ・サクソン・ユダヤが第二次世界大戦に関与した姿がそのまま今の中国・ロシアに対決しようとしているアングロ・サクソン・イスラエルの姿が全く同じであることを認識するのは私だけでしょうか。

アングロ・サクソン・ユダヤにとってヒトラーは許せない存在でしたが、スターリンはもっともっと許せない存在だと考えていたのです。そして、ヒトラーがスターリンを倒すという意味ではヒトラーはウイ奴だった筈なんですが、ヒトラーには世界制覇の夢があった。そして彼は完全と夢実現に乗り出した。日本の軍部も八紘一宇があって、アングロ・サクソン・ユダヤは妥協の余地なくヒトラーと軍部を対峙しなくてはならなかったのです。従って、第二次世界大戦はアングロ・サクソン・ユダヤにとって中途半端で終わった戦争でした。

今、アングロ・サクソン・イスラエルはロシア人と大陸の中国人を敵と見なしています。アシュトン・カーター国防大臣は数日前の記者会見でロシアに対してはポーランドとイギリスが反対だから自重しているが、嫌ロ教宣が欧州の若者に浸透すれば、ロシアとの戦争もあり得ると言っているわけです。そして、中国に対しては南中國海の環礁基地建設は許されないので周辺国の武力を動員して抑止したいと言っているわけです。

ドイツ、フランス、その他西欧諸国はカーター発言にあるような狂った米国を抑えるのにほぼ成功しつつありますが、日本は如何せん安倍体制下。日本が焦土となっても中国に向かって行く狂気の最中にあります。まずは「安保法案」を無効にすることが狂気から脱出する第一歩です。一時も油断ならない時局に私たちはいるのです。

No.3 112ヶ月前

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