私は尖閣諸島の帰属を考える場合、次の項目は考えるポイントとして欠かせないと考えて居ます。 1.ポツダム宣言の受諾 2.沖縄の歴史 3.中国と沖縄の関係史 上記1では、明治維新以降日本が行った帝国主義的拡大を全面的に否定されました。日本が固有の領土というフレーズを使うなら、拡大を否定された残りのものが固有の領土だということになるわけです。つまり、九州、四国、本州、北海道です。 上記2では、500年続いた琉球王朝は自国の領土に一度たりとも尖閣を含めたことはありません。 上記3では、琉球に中国側から使節が訪ねるとき海を渡るわけですが、中国の古い文献に海の道標として書きこまれて居るわけです。 沖縄人は魚介物に依存して生活を営んできたわけですが、尖閣の南には激しい海流があり、小さなサバニではその海流を横断することは出来なかったと言われています。いずれにせよ、日本が中国を「尖閣を奪おうとしている」的な発言をすることは、中国人には理解できないし、沖縄人も理解しないと思います。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
私は尖閣諸島の帰属を考える場合、次の項目は考えるポイントとして欠かせないと考えて居ます。
1.ポツダム宣言の受諾
2.沖縄の歴史
3.中国と沖縄の関係史
上記1では、明治維新以降日本が行った帝国主義的拡大を全面的に否定されました。日本が固有の領土というフレーズを使うなら、拡大を否定された残りのものが固有の領土だということになるわけです。つまり、九州、四国、本州、北海道です。
上記2では、500年続いた琉球王朝は自国の領土に一度たりとも尖閣を含めたことはありません。
上記3では、琉球に中国側から使節が訪ねるとき海を渡るわけですが、中国の古い文献に海の道標として書きこまれて居るわけです。
沖縄人は魚介物に依存して生活を営んできたわけですが、尖閣の南には激しい海流があり、小さなサバニではその海流を横断することは出来なかったと言われています。いずれにせよ、日本が中国を「尖閣を奪おうとしている」的な発言をすることは、中国人には理解できないし、沖縄人も理解しないと思います。